Intelが、新しいノートPC向けブランドを「Centrino Pro」に決定した。ノートPC向けの管理技術を搭載する。ノートPC向けブランド「Centrino」と、企業向けデスクトップPC向けブランド「vPro」が融合した形だ。
Intelは、デスクトップPC管理技術「vPro」をノートPCに導入する計画を3月に明らかにしており、正式な名称を米国時間4月4日に発表した。「Centrino Pro」のステッカーが貼られたノートPCを選択すれば、これらのノートPCの管理を容易にする複数の機能が利用できる。
プラットフォームブランドのvProは、「Centrino」と「Viiv」から始まったシリーズの第3弾にあたる。これらのブランドは、Viivでのデジタルホームなど、特定の分野向けに設計されたプロセッサ、チップセット、ネットワークチップ、ソフトウェアの各技術の組み合わせを指す。
たとえばITの現場では、vProがノートPCの世界に来たことで、ノートPCの構成を変更し、仮想化技術をサポートできるようになる。しかし、ノートPCの管理については作業スペースから移動しない大量のデスクトップPCを監視するより依然として難しい。
vProで最も宣伝に力が入れられている機能の1つが、Intelの「Active Management Technology」(AMT)だ。これは、ネットワークに接続されたPCに電源がオフになっていてもパッチやソフトウェアアップデートを送信できるようにする機能。ノートPCがドッキングステーションに装着されていれば問題はないが、ワイヤレスネットワークに接続されたノートPCでは、電源オフ時にどうやってVPNコネクションを保つかが問題になるだろう。
Centrino Proに対応したノートPCは、Intelが次世代プラットフォームである「Santa Rosa」を投入する一環として第2四半期中に市場に出回り始める予定だ。これらのノートPCは、2006年に発表された第1世代目のvPro技術は採用するが、3月に発表された第2世代目のvProで導入される新しいセキュリティ技術については搭載されない予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」