W-ZERO3[es]はどう進化したか?ファーストインプレッション--ウィルコム「Advanced/W-ZERO3[es]」(前編) - (page 5)

ウィルコム
WS011SH
内容:2007年6月7日に発表された、ウィルコムのW-SIM Style最新端末のAdvanced/W-ZERO3[es](型番:WS011SH)。7月中旬の発売を前に、ウィルコムから試作機を借りることができた。限られた時間ではあったが、気になっている部分をできるだけチェックしたファーストインプレッションをお届けする。従来機W-ZERO3[es](型番:WS007SH)からどう進化したのだろうか。
  • デザイン&機能上での目玉の1つである「Xcrawl」キーの設定画面

 Windows Mobileでは、その仕様上、左右のメニューキーを使うことが多く、その利便性に慣れている人も多い(筆者もその1人だ)だろう。キーの大きさを維持しつつ限界近くまでキーを詰め込んでいる本機では、左右メニューキーが省かれている。そのため「Windows」キーと「OK」キーをそれぞれ、左右のメニューキーに代用させることができるユーティリティーが標準で搭載されている。設定は「設定→ボタン→ソフトキー」を選択すると現れる設定画面で行う。

 ここで設定を有効にすると、通常クリックで左右メニューキーとして動作し、長押しすることによって「Windows」「OK」キーとして利用できるようになる。筆者は長押し判定時間を「短い」に設定すればストレスなく利用することができた。個人的には逆の動作(長押しならは左右メニューキーとして動作)という方がしっくりと来るような気がしたので、今後のバージョンアップなどでは動作方式が選べるようになっているとありがたい。

 スクロール方向を左右逆(左利き用)にできるほか、感度の調整も可能。筆者が利用した感覚では、指先でなぞるだけでは反応ぜず、親指の腹の部分でしっかりとなぞらないといけない状態だったので、感度は最高に設定した。またスクロールを利用しないという設定や、8方向入力に対応する項目もあり、ユーザーの好みに合わせることが可能になっている。

・キーロックスイッチ

 esにも搭載されていた、キーロックをかけるためのスイッチ。上下にスライドすることによって、電源ボタン以外のキー入力とタッチパネルの操作を無効にできる。誤動作を防止する上では必須で便利な機能だ。

・縦横切り替えスイッチ

 画面の縦横を切り替えるためのスイッチ。これを押すことによって、画面の縦横を切り替えることができる。

  • 本体側面より、若干へこんだところにあり、少しクリックしずらいが、これも誤動作防止のための設計だろうと思われる。意外とよく使う便利なキーだ

  • 本体の中心部ではなく下寄りにあり、本体上面(液晶部分)ではなく本体下面(キーボード部分)にあり、かつキーが若干へこんでいるため、少し操作しにくい。本機では「かばんなどの中での誤動作防止」という部分を重視した設計にしたものと思われる



>>W-ZERO3[es]はどう進化したか?ファーストインプレッション--ウィルコム「Advanced/W-ZERO3[es]」(後編)はこちらから

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