ソーシャルネットワークの拡大は二極化への道か--特化型SNSの行方を考える - (page 3)

文:Alex Iskold 翻訳校正:吉井美有2007年05月15日 08時00分

結論

 一般向けソーシャルネットワークの間の競争が激しくなり、ユーザーから収益を上げることに対する圧力は大きくなるにつれ、これらのサイトが特定分野向けの機能をサポートする可能性は高まるだろう。彼らが専門ネットワークが熱狂的なファンに提供しているのと同じような豊富な機能を提供しているわけではないが、その拡大は脅威だ。一般向けソーシャルネットワークには、次のような利点がある。

  • ユーザー層が大きい
  • 80%の機能でも許される
  • 「何がうまく行くか」を試す余裕がある
Chart

 ただし、あまり多くの特別な機能を付加するのは得策ではないかもしれない。これは、すべてのものを効果的に統合し、吸収できるわけではないからであり(MySpace Newsの例がそうだ)、このせいで常連を逃してしまう可能性もある。一般向けネットワークは特定の機能を統合する前に、コスト、利点、そして最も重要なのは彼らのユーザーを考慮することだ。特定の機能の正しい組み合わせは、速い成長と確実な収益に繋がる可能性がある。ここではすでに拡大の例を見てきたが、より多くのサイトがこれに続く可能性が高い。どれか?時期が来ればわかる。次に何が起こりそうかを知っていれば、知らせてほしい。

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