ネットエイジとフィードパスは5月7日、ユーザーアカウントの統合を行うことに基本合意した。これにより、フィードパスが運営するRSSリーダー「feedpath Rabbit」は、ネットエイジが運営する統合認証サービス「Saaf ID」のアカウントでログインできるようになった。
Saaf ID対応サービスには、RSS広告配信サービス「TrendMatch」、タグ検索サービス「TAGGY」、コメント一括管理サービス「coComment日本語版」、ソーシャルブックマークサービス「Saaf ブックマーク」などがある。
ネットエイジ代表取締副社長の佐藤僚氏は「コンシューマーへの情報ゲートウェイとしてfeedpath Rabbitを活用する。Saaf IDサービス群の利便性向上にもつながる」と、今回の提携の意義について語る。Saaf ID対応サービスが配信するRSSフィードを購読するためのツールとしてfeedpath Rabbitを取り込む考えだ。
一方のフィードパスは、SaafID対応サービスを利用する約10万ユーザーへのリーチを見込む。フィードパス取締役兼CTOの後藤康成氏は「RSSリーダーはすでにコモディティなサービス。差別化を図るならサービス間連携が有効となる」として、Saaf IDとのシングルサインオンのメリットを強調した。
フィードパスはfeedpath Rabbitの既存ユーザーからの同意を得た上でアカウントを統合する。アカウントを統合すればfeedpath RabbitのIDでSaafID対応サービスを利用することができる。今後はフィードデータベース「feedpath Skunk」のフィード情報もSaaf IDサービス群に提供する予定だ。
ネットエイジはSaaf IDユーザーを2008年3月までに50万人に拡大させることを目標としている。フィードパスは今後1年でfeedpath Rabbitによるフィード閲覧回数を月間5,000万まで伸ばしていくという。
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