日本電気(NEC)は4月19日、1台のサーバ上で複数の仮想サーバを動作させることができるサーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server 2」を一元的に管理・運用するためのソフト「VMware VirtualCenter」を発売すると発表した。価格は80万円から。
VMware ESX Serverは1台のIAサーバ上で異なるOSによる複数の仮想マシンを同時に稼動させるソフト。これを利用することで、ウェブサーバやメールサーバ、データベースサーバなどを、1台もしくは少数のサーバに統合することができる。
今回発売されたVMware VirtualCenterは、データセンターや各拠点に配置されたVMware ESX Serverを一元的に管理・運用することで、サーバ管理コストの削減やサーバの停止時間の短縮、ハードウェアリソースの有効活用を提供するもの。仮想マシンのリソース使用状況やパフォーマンスの監視・調整、異常発生時のアラート設定、管理作業のスケジュール実行などを行える。
また、仮想マシン上で稼動する業務を停止することなく、仮想マシンをサーバ間で移動させることが可能な「VMotion機能」を実装。業務を停止することなく、サーバのメンテナンスやアップグレードなどの作業が可能となる。
NECでは、今後3年間で300ライセンスの販売を見込んでいる。なお、VMware VirtualCenterは、管理サーバ用の「VMware VirtualCenter Management Server」と、管理対象となるサーバ用の「VMware Virtual Infrastructure Node CPUライセンス」の2製品により構成されている。
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