パンやめん類など小麦製品の値上げで、割安感のあるお米の消費量が上がっている。家電量販店には値段も機能もさまざまな炊飯器が並んでいるが、ご飯を食べる頻度などと炊飯器選びには関係があるのだろうか。20代から40代を中心とする男女402名の回答を集計した。
回答者のお米を食べる頻度は「毎日」が80.8%。炊飯器の所有率は90.3%で、メーカーは「象印」が35.8%、「ナショナル」が15.2%、「タイガー」が13.5%で他は1割未満。使うお米は「精白米」が75.8%、「無洗米」が24.2%。
利用炊飯器メーカー別にお米を食べる頻度を見ると、ユーザーの多かった「象印」では88.5%、「ナショナル」「タイガー」も80%以上が「毎日」と答え、“ご飯党”からの支持の高さを伺わせたが、「サンヨー」で「毎日」とした人は67.6%にとどまるなど、差が見られた。
また、使うお米についても比較してみると「タイガー」「ナショナル」では「精白米」が8割を超え、「象印」も8割近かったが、「三菱」は「無洗米」利用者が半数近くと対照的な結果となった。
「お米に自分なりのコダワリがあるか?」との問いには3割が「ある」と答えたが、メーカー別に見ると「シャープ」「東芝」は4割を超え、「日立」は2割弱にとどまると、ここでも差が見られた。
また、どんなコダワリを持っているかを自由回答形式で聞くと、「浄水器の水を使う」「ミネラルウォーターで炊く」「アルカリイオン水で炊く」など水にこだわる人が多かった。「農家より直接購入する」「地元産」と作り手が明らかなお米を求めている人も少なくない。「玄米で購入し自宅で精米」するという徹底派も。また、「炭と氷を入れる」「雑穀を入れる」「昆布を入れて焚く」など、おいしく食べるために何かと一緒に炊くという回答も目だった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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