携帯電話端末の機能に4割、デザインは2割が不満アリ

　ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。

　デザイン・機能ともに多種多様を極めるイマドキの携帯電話。けれど、正直言って使いづらい、もう少しこうだったら…などと感じたことはないだろうか？携帯電話端末に不満を持つ人はどのくらいか、またその内容等について、20代から40代を中心とするネットユーザー男女476名に意識調査を行った。現在利用中のキャリアは、「ドコモ」26.9％、「au」29.0％、「ソフトバンク」33.2％、「その他」10.9％。

　利用中の携帯端末に関して「機能面で不満がある」と回答したのは全体の38.9％。キャリア別では多い順から「au」40.6％、「ソフトバンク」36.1％、「ドコモ」35.9％となった。

　利用者の4割が「不満」と答えた「au」では「キーレスポンスの悪さ」などの意見、「ソフトバンク」では「画面が小さい」、「ドコモ」は「動作が緩慢」などを指摘する意見がそれぞれにあり、ほとんどのキャリアに共通した声として「バッテリーがもたない」というものがあった。

　こうした不満を「解消してくれそうなメーカーは？」と聞いたところ、最も支持を集めたメーカーは「シャープ」で10.3％。老舗総合家電メーカーが誇る世界水準の技術力に期待する人も多いようだ。

　一方「デザイン面で不満がある」のは、全体の18.1％と機能に比べると少数。キャリア別では多い順から「ドコモ」21.1％、「au」16.7％、「ソフトバンク」13.9％となった。

　「ドコモ」では「デザイン優先で押しにくいボタン」、「au」は「折り畳んだ状態から片手で開くのが難しい」、「ソフトバンク」は「似たようなデザインばかり」といった意見がそれぞれに挙げられていた。各社スマートフォンに力を入れる中、「サイズが大きい・重い」といった意見も目立ち、軽量タイプを求めるユーザーが多いことも伺えた。

　デザイン面での不満を「解消してくれそうなメーカー」では「ソニー・エリクソン」が11.6％となり、「どこも該当しない（37.2％）」以外では最多。高いデザイン性で定評のあったソニー製端末の流れを受け継いだ点や、過去にヒットモデルを生み出した実績なども評価されたのだろう。