ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
液状の食べ物や詰め替え用シャンプーなどのパッケージに使われる抽出口(スパウト)付きの容器「スパウトパウチ型」。その認知や利用の状況について、20代から40代を中心とするネットユーザー男女に調査した。有効回答数は455。
「スパウトパウチ型」と呼ばれる容器がどんなものかわかるかどうか聞いたところ、「わかる」が4.4%、「わからない」が95.6%で、名称はほとんどの人が認知していなかった。
スパウトパウチ型が抽出口付きの容器であることを説明した上で利用経験を問うと、「利用したことがある」が62.2%、「利用したことがない」が37.8%で、3人に2人は何らかの形で利用していた。
性別では、利用したことのある男性が56.6%、女性が68.9%で、女性が12ポイント上回った。世代別では各世代とも利用経験ありが60%台。名称の認知度が1.8%で最も低い30代でも61.3%が利用経験を持っていた。名称は知らなくてもスパウトパウチ型容器はすでに生活に浸透しているようである。
スパウトパウチ型容器のドリンクについて利用経験者に飲みやすさを聞いたところ、「非常に飲みやすい」と回答したのは、わずかに3.2%。「飲みやすい」の32.5%を加えても、飲みやすいと感じている人は半数に満たないが、45.6%は「どちらともいえない」と回答。
一方「飲みにくい」は17.7%、「非常に飲みにくい」は1.1%で、ネガティブ派は2割弱。大半の人は飲みやすさについて特に不満は持たずに利用しているようである。
スパウトパウチ型容器の取り扱いについては、利用経験者の7.1%が「非常に使いやすい」、49.5%が「使いやすい」と回答し、6割近い人が満足していた。
また「どちらともいえない」は30.2%、「使いにくい」「非常に使いにくい」と答えたネガティブ派は1割程度と低く、ほとんどの人が取り扱いにも不満を持っていなかった。
詰め替え用の液状製品やドリンクの他にどんな用途が考えられるか、自由に記述してもらったところ、味噌など小出しで使う調味料や、アウトドア・災害用の保存食といった回答が目についた。
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