ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
キーワードを入力するだけで単語をさっと検索できる電子辞書。近年は単語が自由に追加できるモデルをはじめ、ネイティブの発音が聴けたり専門性の高いコンテンツが設けられたりと多様化が進んでいるが、実際のところどんな活用シーンや機能が求められているのだろうか?20代から40代を中心とするネットユーザー男女425名の回答を集計した。
回答者の電子辞書所有率は全体の22.6%で、20代では26.3%と他の年代に比べやや高め。利用メーカーの内訳は、「カシオ」が43.8%、「シャープ」が30.2%、「セイコーインスツル」が17.7%、「ソニー」が4.2%、「キヤノン」が3.1%。
利用頻度は、「ほぼ毎日」が12.5%、「週 3〜5回」が14.6%で、3割弱が日常的に使っており、「週1〜2回」が13.5%、「月数回」が25.0%。34.4%が年に数回以下だった。
所有に関わらず「電子辞書が活躍すると思われる利用シーン」について複数回答形式で聞いたところ、「海外旅行」が最も多く、「自身の勉強」を10ポイント以上も上回った。
しかし、所有者に絞ってみると、利用頻度に関わらず「自身の勉強」が最も多く、所有率の高い20代でも「自身の勉強」が最多。実際に使っている人は日常の学習時での便利さを実感しているようだ。
電子辞書を選ぶときに重視する機能・ポイントを複数回答形式で答えてもらったところ、「価格」が62.6%でトップ、「調べやすさ」は僅差で2位になった。使い勝手を重視する声が目立ったが、20代では「データ量」が最多。全体でもトップに肉迫しており、「価格」でも「調べやすさ」でもなく、どんな用語でも調べられるだけの豊富なデータ量も重視されるようだ。
また、所有者のメーカー別に見ると、カシオユーザーでは73.8%、セイコーインスツルユーザーでは47.1%が「調べやすさ」を最も重視しているが、シャープユーザーでは「価格」が69.0%で、「調べやすさ」「データ量」を抑えてトップ。利用メーカーによって重視ポイントに違いが見られた。
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