Microsoft創業のきっかけとなったオリジナルのソースコードを見てみたくはないだろうか。共同創業者のBill Gates氏がそれを公開している。
Gates氏は米国時間4月2日、自身のブログ「Gates Notes」で、2025年で50周年を迎える同社の初期の頃を振り返った。Gates氏はこの50年間で多くのコードを書いてきたが、これを「これまで書いた中でいちばんクールなコードだ」として、コードが印刷された膨大な紙の束を手にする自身の画像を公開した。
同氏は1975年1月号のPopular Electronics誌の表紙に載った「Altair 8800」に触発されたという。Altair 8800はMITSという小さな会社が開発した画期的なパーソナルコンピューターだった。
当時19歳だったGates氏と、ハーバード大学での友人であるPaul Allen氏は、「Altair 8800を動かすチップ向けのプログラミング言語BASICのバージョンを持っている」と、Altairの開発元に連絡を取ったという。
「ただ1つ問題があった」とGates氏は書いている。「それをまだ作っていなかった」
Gates氏によれば、同氏と仲間たちは「2カ月間、昼夜を問わずコードを書き続け、存在していると主張したソフトウェアを実際に作り上げた」という。その後、Gates氏とAllen氏はMITSの社長にコードを見せ、ソフトウェアをライセンスしてもらうことに成功した。「Altair BASICは、私たちが新たに立ち上げた会社の最初の製品になった。私たちはその会社をMicro-Softと名付けた」とGates氏は書いている。「後にハイフンは外した」
その後の展開はいわゆる「ソフトウェアの歴史」となった。Gates氏の投稿からは、この50年前のコードをダウンロードできる。「コンピュータプログラミングはこの50年間ですさまじく進歩したが、今でもその成果を大変誇りに思っている」とGates氏は書いている。
同じく2日には、Gates氏の元妻であるMelinda French Gates氏も注目を集めた。同氏の新しい著書「The Next Day」が4月15日に発売される。発売が近づくにつれ、同氏はGates氏との離婚についても心境を明かしている。
2人は27年間の結婚生活で3人の子どもをもうけ、2021年に離婚した。Peopleによると、Melinda French Gates氏は著書の中で、2019年当時「美しい家が自分のまわりで崩れ落ちていく夢を見て、夜な夜なパニック状態で目を覚ましていた」と書いている。
同氏は、Bill Gates氏も公に認めているように、元夫が結婚生活の中で必ずしも誠実ではなかったことがあり、さらに性犯罪者Jeffrey Epsteinと会っていたことにも動揺したという。Bill Gates氏は後にEpsteinとの面会を後悔していると述べている。
Melinda French Gates氏は、その悪夢が最終的には、自分と家族が崖っぷちに立っていて、自分が暗闇に落ちてしまうイメージに変わったと述べている。Peopleの記事によると、同氏は「その瞬間、自分で決断しなければならず、それは自分1人でやらなくてはならないと悟った」と書いているという。
Gates Notesこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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