Googleは米国時間11月14日、同社の代表的なバーチャルアシスタント「Gemini」の「iPhone」専用アプリをリリースした。これによりiPhoneで初めて、Geminiと自然に会話できる「Gemini Live」が利用できるようになる。
GeminiアプリがAppleの「App Store」に登場したことは、AIがモバイル機器とのやりとりで重要性を増す中、IT大手が自社のバーチャルアシスタントの普及と強化に注力していることを示している。Googleはこのアプリのリリースにより、世界的に人気のスマートフォンにおけるGeminiの存在を強化できる。AppleはGeminiへのアクセスに関して、iPhoneと「Android」の体験の差を縮められる。iPhoneではこれまで、「Google」アプリかブラウザーでしかGeminiを利用できなかった。
それでもGeminiは依然として、iOSよりもAndroidにより緊密に組み込まれている。Androidスマートフォンでは、Geminiをシステムのデフォルトのパーソナルアシスタントとして使用でき、画面に表示されているものについて質問することもできる。
iPhone向けアプリはAppleのAI戦略とも一致しており、6月に開催されたWorldwide Developers Conferenceで「Apple Intelligence」が紹介された際に示されたアプローチを裏付けている。AppleはiPhoneに、さまざまなAIプラットフォームが役割を果たす余地があると考えているようだ。「ChatGPT」やGoogleと連携する新しい「ビジュアルインテリジェンス」機能にもこのことが表れている。Googleも、GeminiをAndroidのみにとどめようとしているわけではなさそうだ。
The Gemini app is now available on iPhone
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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