東急不動産、学生情報センター、三井ホームの3社は3月26日、東急不動産が展開する学生レジデンス「CAMPUS VILLAGE」(キャンパスヴィレッジ)シリーズの、「キャンパスヴィレッジ生田」が竣工したと発表した。
本物件は、木造と鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造建築で、小田急小田原線「生田」駅より徒歩9分の場所に位置する環境配慮型の学生レジデンス。1~2階が鉄筋コンクリート造、3~6階が木造で、三井ホームの木造マンションブランド「MOCXION」(モクシオン)では初の地上6階建となる。
循環型資材である木を使用するハイブリッド構造によって建設時のCO2排出量を大幅に削減したほか、建物の断熱性能を高め、専有部と共用部の各所において高効率かつ省エネルギーの設備を採用し、「ZEH-M Oriented」認定を取得。また、屋根上には非常時の電力供給が可能な太陽光発電パネルを設置している。
外観や内観に木調を多く取り入れるデザインを採用したほか、居室番号板などに東急リゾートタウン蓼科で伐採したカラマツを活用。また学生向けの住居として、24時間の入居者サービスおよびセキュリティ設備を整え、共用部では選択制で管理栄養士監修の食事が提供される。全130室で、専有面積は15.87~16.08平方メートル。5~6階は女性専用フロアとなっている。
東急不動産住宅事業ユニット首都圏住宅事業本部の担当者によると、同社は中期経営計画で掲げた「環境を起点とした事業機会の拡大」を加速させていくため、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進している。着工ベースで、2025年度以降に開発するCAMPUS VILLAGEシリーズは、すべてZEH水準とする予定だという。
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