フィンランドの通信機器大手Nokiaは現地時間10月19日、最大1万4000人の人員を削減すると発表した。現在の従業員数は8万6000人。
これは、コストを削減し事業の効率を高める取り組みの一環だ。同社は2026年末までに8億~12億ユーロ(約1270億~1900億円)のコスト削減を目指すという。
プレジデント兼最高経営責任者(CEO)のPekka Lundmark氏は発表の中で、「経営判断で最も困難なのは、従業員に影響するものだ」と述べ、「このプロセスの影響を受けるすべての人を支援する。コストベースの見直しは、市場の不確実性に適応し、長期的な収益性と競争力を確保するために必要なステップだ。われわれはこの先にある機会を確信している」とした。
Nokiaは同日、2023年度第3四半期の決算を発表し、売上高が前年同期比20%減の49億8200万ユーロ(約7900億円)だったことを明らかにしていた。
Nokiaの発表CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス