Nokiaの2023年のスマートフォンが他と一線を画している点を知りたければ、その内部を見るといい。バルセロナで開催されるMobile World Congress(MWC)に先立ち、Nokiaブランドを保有するHMD Globalが現地時間2月25日に発表した新型スマートフォン3機種は、すべて最大3日のバッテリー持続時間を誇る。さらに素晴らしいことに、そのうち1機種ではバッテリーの交換時期が来れば、ユーザーが自分で交換できるという。
これらはすべて手頃な価格帯の製品で、最も高額の「Nokia G22」でも150ポンド(約2万4000円)だ。この機種の大きなセールスポイントは、iFixitとの提携の一環として、ユーザーがバッテリーを自分で容易に交換でき、バッテリーが持たなくなり始めた時点で捨てられていたかもしれないデバイスの寿命が、理論上延びることだ。しかも、バッテリーが持たなくなる状況はすぐには訪れないはずだ。同製品の仕様によると、バッテリーは800回の満充電を繰り返した後でも、当初の80%以上の容量を維持するという。
Nokia G22は、64GBと128GBの2つのストレージ構成で提供され、5000万画素のカメラ、6.52インチのディスプレイ、4GBのメモリーを搭載し、「Android 12」がプリインストールされる(2年間のOSアップグレード保証付き)。
安価な「Nokia C」シリーズに今回追加されたのが、「Nokia C32」と「Nokia C22」だ。価格はそれぞれ130ポンド(約2万1000円)と110ポンド(約1万8000円)。
HMD Globalは、欧州で将来の5G端末を製造する最初の段階にあることも発表した。多くのスマートフォンメーカーと同様に、同社の多くのデバイスは現在、鴻海科技集団(Foxconn)の子会社によって中国で製造されている。HMD GlobalはMWC開幕前のブリーフィングで、セキュリティ保護を理由に、どの国で将来のスマートフォンを製造するかを明らかにしなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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