生成系人工知能(AI)のツールは、この数カ月の間に急激な勢いでメインストリームに普及した。すべては、OpenAIの対話型AIチャットボット「ChatGPT」のプレビュー公開から始まったと言えるだろう。ChatGPTは、自然な文章と利用のしやすさ、有用性でユーザーを驚かせている。
それ以来、GoogleとMicrosoftも独自のAIチャットボットである「Bard」と「Bing」のチャットをそれぞれリリースした。人々がAIに熱狂する一方で、セキュリティや倫理、経済に及ぼす影響に対する懸念の声も上がっている。Microsoftは最近、「Bing」内で利用できる画像生成AIも発表した。この画像生成AI「Bing Image Creator」は、OpenAIの別のプロジェクトの1つである「DALL・E 2」を採用している。
ChatGPTを使用する場合と同じように、画像生成AIのDALL・E 2にアクセスするには、OpenAIのウェブサイトにログインする必要がある。ユーザーがテキストフィールドにプロンプトを入力してから、しばらく待つと、作成された画像が表示される。
Bing Image CreatorとそのベースとなっているDALL・E 2が機能する仕組みには、いくつかの重要な違いがあるが、それについては後ほど解説する。まずは、新しいBing Image Creatorの使い方を見ていこう。
必要なもの:Bing Image Creatorを使用するのに必要なのは、Microsoftアカウントと、bing.comにアクセスすることだけだ。DALL・E 2やOpenAIのアカウントは必要ない。
Bingのチャットと異なり、Bing Image Creatorにアクセスするのに「Microsoft Edge」を使う必要はない。bing.com/createに移動して、「参加して作成」をクリックし、Microsoftアカウントにログインして、画像生成AIにアクセスする。
ここで、Bingに作成させたい画像の説明を入力する(現時点では英語のみ対応)。AIチャットボットを使用するときと同じように、求めている結果を得るためには、可能な限り詳細に記述する必要がある。
テキストフィールドにプロンプトを入力したら、「作成」をクリックする。
ここでは、「青い花柄の壁紙と金色のカーテンのある部屋で眠っているライオンの写真」と入力して、「作成」をクリックし、画像が生成されるのを待った。
画像の生成が完了したら、結果を確認する。通常、DALL・EとBing Image Creatorはどちらもプロンプトごとに4つの画像を生成して表示する。
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