スマートフォンでの文字入力に人工知能(AI)を利用したい「Android」ユーザーは、Microsoftのおかげでそれが可能になる。米国時間4月4日にリリースされた最新の「Microsoft SwiftKey Beta」キーボードには、入力を支援する新しい「Bing」のAIボットが搭載されている。
Microsoftのモバイルおよびコマース部門最高技術責任者(CTO)を務めるPedram Rezaei氏は、5日のツイートでベータ版の公開を伝え、「われわれはたった今、@SwiftKeyに主要なAI機能を追加しただろうか」と自問した後に、「徐々に展開している。Betaチャネルで未来を感じてほしい」と続けた。
新しいBingへのアクセスを既に得ている人は、SwiftKey BetaをAndroid端末のキーボードとして選択することにより、Bingで情報を検索し、AIに特定のテキストの書き換えを求め、AIとのチャットによって具体的なコンテンツを生成できる。SwiftKeyの現行の正式版を既に所有しているユーザーは、それを残したままベータ版をインストールして、両者を切り替えて使える。
ChatGPTなどのAIツールがIT業界を急速に塗り替えていく中で、Microsoftはその流れに加わろうとする多くの企業のうちの1社だ。同社は既にBingのAIチャット機能を、デスクトップ用の「Edge」ブラウザーと、「iOS」/「iPadOS」とAndroid用の「Bing」アプリに追加している。BingのAIを独自のカスタムキーボードに搭載するのは自然な次のステップと考えられる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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