新しい「Bing」のチャットボット機能における最大のセールスポイントは、OpenAIの最新技術を搭載することに加えて、インターネットに接続されていることだ。ウェブアクセスによって最新状況を把握し、出典元へのリンクを添えることができる。さらに今回、広告の表示をテスト中であることが明らかになった。
Microsoftは米国時間3月30日、Bingのチャットにおける広告表示をテストしていることを明らかにした。
Bingのユーザーらは先週、検索に対する回答に「Ad」と明示された脚注が加えられ、それを選択すると広告がポップアップ表示することに気づき始めた。
Bing Chat now has Ads!
— Deedy (@debarghya_das) March 29, 2023
It's going to be fascinating to see how the unit economics of Ads in language models will unfold and affect search advertising.
1/3 pic.twitter.com/o5YjRjikOP
Microsoftは広告を実装する目的について、回答に貢献したコンテンツのパブリッシャーへのトラフィックを増やすことだとしている。これにより、パブリッシャーが今後も広告収入を得て、品質の高い無料コンテンツを生成し続けるための資金を確保できるようにすることを目指す。
同社は、回答に含まれるリンクにカーソルを合わせると、同じパブリッシャーによる他の記事へのリンクを表示する、拡張ホバー機能もテストしている。また、「Microsoft Start」のライセンスコンテンツのリッチキャプションを回答のそばに表示することで、そのコンテンツに対するエンゲージメントの増加を支援しようとしている。
新しいBingは2月にリリースされたばかりで、まだ限定プレビュー版でのみ提供されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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