電子メールアプリ「Microsoft Outlook」が、「Mac」ユーザーに無料で提供されることになった。利用するのに「Microsoft 365」(旧「Microsoft Office」)のサブスクリプションやライセンスは不要となる。Microsoftが米国時間3月6日にブログで明らかにした。
Macユーザー向けに新機能も追加する予定だと同社は述べている。カレンダーで今後予定されているイベントの「ちら見」機能や、新たに登場する「Outlook Profile」をAppleの「集中モード」に接続して通知をカスタマイズできるようにする機能、「iOS」と「macOS」のデバイス間で中断した作業を再開できる「Handoff」機能などだ。
Outlookは、電子メール、カレンダー、メモ、連絡先管理の機能を備えたアプリで、1997年に登場した。主にビジネス向けソフトウェアとして利用されていたが、Microsoftは「MSN」や「Live.com」の電子メールアカウントを追加できるようにするなど、より主流のユーザーに徐々にOutlookを開放していった。
Microsoftの「Windows」OSは、AppleのmacOSの主要な競合製品だが、両社はお互いのプラットフォーム向けにソフトウェアを開発している。「Word」「Excel」「PowerPoint」といったMicrosoftのビジネス向けソフトウェアは、Macユーザーにも提供されており、WindowsではAppleの「iTunes」を利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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