全体的に見ると、One Plus11で撮影した写真は素晴らしい。写真撮影をそれほど重視しておらず、ビーチで友達や子どもの鮮明で生き生きとした写真が撮影できればいいという人は、OnePlus 11で満足できるだろう。夜に写真を撮るのが好きな人の場合は、なおさらだ。もっと幅広い写真撮影体験を求めている人は、Pixel 7 Proを検討してほしい。
OnePlus 11には5000mAhのバッテリーが搭載されており、よほど酷使しない限り、丸1日使用できる。ディスプレイを最大解像度の3216×1440ピクセル、リフレッシュレートを120Hzに設定し、画面の輝度を最大にした状態で、YouTubeの動画を1時間視聴すると、バッテリー残量が100%から92%に低下し、2時間後には85%しか残っていなかった。これは優秀とは言えない。
解像度を2412×1080ピクセル、リフレッシュレートを最大60Hzに下げると、YouTubeの動画を1時間視聴しても、バッテリー残量は100%のままで、2時間が経過しても、95%までしか下がっていなかった。悪くない結果だ。しかし、すべての設定を最大にした状態で、「原神」を30分間プレイすると、バッテリー残量が10%減った。
そこまで設定を上げなければ、午後の間にバッテリー切れになってしまうかもしれない、と心配する必要はそれほどない。夜に充電するときにも、バッテリーの残量は十分にあるはずだ。ゲームを細部まで楽しみたい人は設定を最大にしても構わないが、必ず充電器を手元に用意しておこう。
幸いなことに、ゲームやYouTubeの視聴でバッテリーを大量に消費しても、短時間で充電することが可能だ。OnePlus 11は、英国では100ワット(米国では80ワット)の急速充電をサポートしており、バッテリー残量がゼロの状態から、わずか25分(80ワットの場合は27分)でフル充電できる。この点に関しては、フル充電に1~2時間かかるPixel 7 Proよりも優れている。
ゲームや動画視聴、生活に必要な作業に取り組むための高性能なスマートフォンを探しているなら、OnePlus 11は検討に値する優れた機種だと言える。Google Playストアのあらゆるアプリに対応できる十分なパワーを備えており、見栄えもよく、急速充電がバッテリー容量の問題を解決している。5年間のセキュリティサポートもうれしい特典だ。
また、カメラのパフォーマンスは最高とは言えないが、休日に子供たちの写真を撮ったり、それを家族や友人と共有して楽しむ分には十分な性能がある。
しかし、際だったメリットはその価格だ。フラッグシップ機としては最も安い部類であり、Pixel 7 ProとSamsung Galaxy S23の両方を下回っている。写真が最優先事項ではなく、外出先でのゲームに究極のパフォーマンスが必要な場合、間違いなくOnePlus 11には一考する価値がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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