マスク氏、Twitter従業員に長時間の激務か退職の選択を要求か

　Twitterを買収して新たに最高経営責任者（CEO）に就任したElon Musk氏は、影響力を持つマイクロブログソーシャルネットワークであるTwitterに、自らの影響力を反映させている。同氏は、米国時間10月27日にTwitter買収を完了した直後に、上級幹部らを解雇し、従業員の半数を解雇するなど、大改革に乗り出した。

提供：James Martin/CNET

　The Pragmatic EngineerのGergely Orosz記者（元Uberのエンジニア）によると、Musk氏は米国時間11月16日、「Twitter 2.0」に対する自身のビジョンを説明したメールを全従業員に送信し、それには、長時間で激務を伴う「極めてハードコア」な文化が必要になると述べたという。従業員はこれを受け入れるか、3カ月分の解雇手当を受け取って退職するかを、17日までに決めなければならない。

Scoop: Elon Musk just sent an email to all staff outlining "Twitter 2.0", writing it will"need to be extremely hardcore". Long hours, high intensity.

People need to click "yes" to confirm being part of this by 5pm ET tomorrow, else they get 3 months severance. More details:

— Gergely Orosz (@GergelyOrosz) November 16, 2022

　また、Musk氏のCEOとしての報酬が高額すぎるとしてTeslaの株主が起こした訴訟で、16日に証言した同氏は、TeslaのCEOを務めたくないことと、TwitterでCEOに就任しているのは一時的な措置であることも、法廷で語ったと報じられている。

　CNBCによると、「自分がTwitterに携わる時間は減らして、いずれは他の誰かに同社を運営してもらいたい」と同氏は述べたという。