仮想通貨業者FTXが破綻、CEOは辞職

SEAN KEANE Corinne Reichert Oscar Gonzalez (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年11月14日 09時58分

 競合するBinanceに買収計画を撤回され、窮地に立たされた仮想通貨プラットフォームのFTXが米国時間11月11日、破産法の適用を申請した。最高経営責任者(CEO)のSam Bankman-Fried氏は辞職したが、後任のJohn J. Ray III氏への円滑な引き継ぎを支えるために、同社に留まるという。

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提供:NurPhoto/Getty

 The New York Times(NYT)によると、Binanceの創業者でCEOのChangpeng Zhao氏が一連のツイートでFTXの事業の安定性に疑問を呈したことで、同社の苦境が約一週間前から、世間の知るところになっていた。

 Binanceは8日、FTXを買収する意向を示す書簡に署名したが、Zhao氏は当時、FTXが流動性危機に瀕していると指摘していた。Binanceは9日、買収計画の撤回を表明した。

 Binanceは、FTXの財務状況と体制を確認した後、この決断を下した。「当初は、FTXの顧客を支えて流動性を提供できると考えていたが、問題はわれわれの制御や支援能力の範囲を超えている」とBinanceは述べ、「ユーザーの資産を誤った方法で管理する企業は、時間とともに自由市場から排除されていくと信じている」とした。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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