米司法省は米国時間7月21日、仮想通貨取引プラットフォーム「Coinbase」の元プロダクトマネージャーら3人を起訴したと発表した。Ishan Wahi被告(32)は同日午前、仮想通貨通信詐欺に関連する4件の容疑によりシアトルで逮捕された。
「今日の容疑は、Web3が無法地帯でないことをあらためて示すものだ」と、Damian Williams米連邦検事は述べ、「ブロックチェーンで起きようと、ウォール街で起きようと、詐欺は詐欺だ」とした。
警察当局は21日、Wahi被告の弟であるNikhil Wahi被告(26)も、関連容疑で逮捕した。友人のSameer Ramani被告(33)は逃亡中だという。
当局によると、Ishan Wahi被告は2021年6月~2022年4月、Coinbaseにまもなく上場する仮想通貨トークンの上場日に関する内部情報を、弟とRamani被告に漏えいしたという。Nikhil Wahi被告とRamani被告は匿名の仮想通貨ウォレットを使ってトークンを取引し、約150万ドル(約2億円)の利益を得たとされる。
「本件の容疑は従来の金融市場ではなく仮想通貨取引所での取引に関するものだが、インサイダー取引に該当する」と、FBIのMichael J. Driscoll副長官は述べた。
Ishan Wahi被告は2件の通信詐欺共謀と2件の通信詐欺の罪、弟のNikhil Wahi被告は1件の通信詐欺共謀と1件の通信詐欺の罪、Ramani被告は1件の通信詐欺共謀と1件の通信詐欺の罪で起訴されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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