タレントのKim Kardashianさんは、「Instagram」で仮想通貨を宣伝する報酬として受け取った金額を開示しなかった問題で、126万ドル(約1億8200万円)を支払うことで和解することに合意した。
米証券取引委員会(SEC)は米国時間10月3日、報酬額を明かさずに自身のInstagramのフォロワーに「EthereumMax」を宣伝した罪でKardashianさんを起訴したと発表した。リアリティー番組のスターであるKardashianさんは、その広告の報酬として25万ドル(約3600万円)を受け取っていたが、その返金を含めて126万ドルを支払って和解することに合意した。
Today @SECGov, we charged Kim Kardashian for unlawfully touting a crypto security.
— Gary Gensler (@GaryGensler) October 3, 2022
This case is a reminder that, when celebrities / influencers endorse investment opps, including crypto asset securities, it doesn’t mean those investment products are right for all investors.
Kardashianさんはその広告の中で、「仮想通貨に興味ある??? これは金融アドバイスではないけれど、友人から聞いたEthereumMaxのトークンについてシェアするよ」というキャプションとともに、EthereumMaxのウェブサイトへのリンクを投稿していた。
仮想通貨は、一攫千金の手段として宣伝されることも多いが、仮想通貨への投資には多大な経済的リスクが伴う。SECの規則では、金銭と引き換えに仮想通貨を宣伝する人は、どれだけの報酬を受け取って宣伝しているのかを開示しなければならないことになっている。KardashianさんはInstagramでEthereumMaxについて投稿した時、それが広告であることを明示していたが、報酬の額は開示していなかった。
Kardashianさんは罰金の支払いに加えて、3年間いかなる仮想通貨も宣伝しないことにも合意した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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