福岡観光コンベンションビューローと福岡市は9月9日、滞在応援ウェブアプリ「ワーケーションフレンドリーパス(ワフパス)」のサービスを拡充し、シェアサイクル割引やリゾート優待を追加すると発表した。あわせて、ワーケーション関連の交流型イベントの実施も発表している。
ワフパスは、ワーケーションによる長期滞在はじめ、出張やリピート来訪、市内周遊など、福岡滞在をよりお得に深く楽しみたい人向けに提供。旅マエに予約、購入できるパス会員限定の「宿泊プラン」や「航空サービス」、旅ナカでのパス提示で割引などが受けられる「特典」など、お得な特典や、サービスを多数掲載している。
ワフパスのシェアサイクル割引は、クララオンライングループでシェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuetと、レンタサイクルもできる中古スポーツ用自転車の買取販売チェーン「バイチャリ」を運営するちゃりカンパニーの2社のグループ企業を通じて実施する。
チャリチャリは、福岡エリアでのみ利用できる、最大90円分の割引チケット「ライドチケット」を6枚提供する。バイチャリは、レンタサイクルの利用料金を一律30%割り引き、通常は1500円(税込)で提供する半日料金を1050円、3000円の1日料金を2100円で提供する。いずれもワフパス会員限定の特典になるという。
また、福岡市と福岡観光コンベンションビューローは、ワフパスの利用好調を踏まえ、掲載サービスを拡充。シェアサイクル割引のほか、リゾートホテル「THE LUIGANS Spa&Resort」の長期滞在応援特別プランの販売などを加え、特典、サービス掲載数は110件となった。
10月27、28日には、福岡でのワーケーションに興味、関心を持つ個人や企業を募り、その魅力を体験できる交流型イベント「福岡ワーケーションフェス 2022」を開催。企業参加を原則とする10月27日の第1部と、個人で参加できる10月28日の第2部で構成する。
国営海の中道海浜公園を会場に実施する企業向けの第1部では、海を臨む自然溢れる開放的な空間で、会議室やホテル会場では得られない、ワーケーションを通して企業が出会い、つながる交流機会を提供。JR九州、UPAY、FUTAEDAなど、福岡に拠点を有する企業のほか、別府市や壱岐市はじめ複数の自治体も参加するという。
個人参加を対象とする第2部では、福岡市の中心部から、船で10分程度の能古島を舞台に、これからの働き方、過ごし方、生き方を見つめなおすことのできるリトリートな空間でのワーケーション体験を提供する。
能古島では現在、全国50人のフリーランスがチームを組んでワーケーションをしながら、それぞれの好きや得意を生かして地域課題の解決と活性化に取り組む「離島DXプロジェクト」を展開。第2部には、プロジェクトメンバーたちも協力、参加する予定だ。
福岡ワーケーションフェス 2022に先駆け9月22日には東京で、福岡や“新しい働き方”に関心がある、福岡にビジネスの縁を作りたい個人などを対象とした「福岡ワーケーションフェス プレイベント in TOKYO」を実施する。
福岡やワーケーションに興味がある個人、企業どうしで交流が図れるほか、ワフパス会員全員に、福岡みやげや福岡ゆかりのウエルカムドリンクをプレゼントするという。
開催場所は東急目黒線の西小山駅改札すぐの「クラフトビレッジ西小山」で、定員は100人。参加には名刺が必要だ。福岡観光コンベンションビューローと福岡市が主催する。
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