三井住友カードは5月24日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、日本信号、QUADRACと福岡市地下鉄において、同社が提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、Visaのタッチ決済による一体型改札機通過に関する実証実験を5月31日より実施すると発表した。
決済プラットフォーム「stera」は、キャッシュレス導入に際した課題を解決するため、同社がGMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよび、Visaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォーム。stera transitは、steraの決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューションとなる。
同実験では、福岡市地下鉄の一部の駅に交通系IC/タッチ決済の両方が利用できる一体型自動改札機を設置。事前購入・チャージを行わずに、手持ちのタッチ決済機能付きカードで決済できる。
実証期間は、5月31日から2023年2月28日(予定)。対象駅は、福岡空港、東比恵、博多、祇園、中洲川端、天神、呉服町。
対象者は、タッチ決済機能付きカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォンなどの所有者。
現在、対応する決済ブランドはVisaのみだが、対応ブランドについては検討する予定だという。
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