TERASSがシリーズBで10億円の資⾦調達--住宅ストックの価値向上に貢献

 住宅関連サービスを開発するTERASSは7月27日、シリーズBで10億円資⾦調達を完了したと発表した。今回の資金調達により、不動産エージェントの業務効率化と住宅売買検討者に⾼い付加価値を提供するプロダクトの開発を目指す。

左から、TERASSのCAO(Chief Agent Officer)の井上利勉氏、CEOの江口亮介氏、CTOの高坂昌行氏
左から、TERASSのCAO(Chief Agent Officer)の井上利勉氏、CEOの江口亮介氏、CTOの高坂昌行氏

 新規調達は、グロービス・キャピタルパートナーズ、SBI インベストメントを共同リードインベスターとし、シリーズAラウンドに続き、インキュベイトファンド、三菱UFJ キャピタル、新たにスタートアップスタジオcomboの5社を引受先とした。

 TERASSは、2019年4⽉に設立。個人の不動産エージェントファーム「Terass Agent」と、家探しのマッチングプラットフォーム「Agently」の2つを展開している。参画する不動産エージェントは、7⽉27⽇時点で約220名。四半期の取扱⾼も1年で約6倍の約90億円に成長しているという。

 今回の資金調達により、不動産エージェント数拡⼤とサポート体制の強化するほか、住宅売買検討者に⾼い付加価値を提供するプロダクト開発、売却や住宅ローン周辺領域への取り組み拡⼤させていく方針。誰もがより⾃由に安⼼して不動産売買取引ができる世界を実現し、⽇本の住宅流通の活性化と住宅ストックの価値向上に貢献していくという。

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