データ分析SaaS「Sales Rush Board」を展開するSrushは7月4日、マネーフォワードベンチャーパートナーズのHIRAC FUND、ニッセイ・キャピタルを引受先とする第三者割当増資と金融機関からの借入により、プレシリーズAラウンドとして1億8000万円の資金調達を実施したと発表。累計調達額は2億6000万円としている。
Sales Rush Boardは膨大な時間がかかるとされる、エクセルを活用した収集したデータの整理や手動での更新作業といったものから解放し、データ分析に関わる業務が全てノーコードで実現可能。連携可能なツール700種類以上であるほか、専門的な知識がなくても容易に思い通りのグラフが作成できるなど、誰でもデータ分析が可能。最新の数字やグラフが社内SNSやメールに通知されることで、日々の施策の効果確認でき、共有コストがゼロとなることで、レポーティング工数を削減できるという。
昨今では、リモートワークやDXの急激な普及、さらに次世代インターネットWeb3への移行によるデータの分散化により、企業が扱うデータ量が爆発的に増え、データの分断が急速に進行。一方でデータ活用への取り組みにおいて、課題となっているのが人材や専門知識の不足となっており、加速度的に蓄積される膨大なデータ量に反して、企業はデータ活用を進められない現状があると指摘。
Sales Rush Boardの提供を通じて、エクセルからの脱却ならびに、生産性向上に寄与していくという。調達資金は開発の強化にあてるとともに、サービスの販売拡大や人材採用の促進で活用していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス