「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」によるDAY2のステージは、「DiverDiva」(久保田さん、村上さん)、「QU4RTZ」(※読み方は「クオーツ」)(相良さん、鬼頭さん、指出さん、田中ちえ美さん)が登場。
DiverDivaが歌ったのは「THE SECRET NiGHT」と「SUPER NOVA」の2曲。EDMでサイバーライクな楽曲を、息の合ったダンスパフォーマンスで観客を魅了。QU4RTZは「Swinging!」と「Sing & Smile!!」の2曲を披露。4人によるハーモニーを大切にした歌声を響かせていた。ふり幅が大きく、DAY1も含めて多様な色を持っていることを表現したステージを経て、6人が集まり挨拶をしつつ「TOKIMEKI Runners」で締めくくった。
「THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!」のステージは、アイドルマスターシリーズの5ブランド(アイドルマスター、シンデレラガールズ、ミリオンライブ!、SideM、シャイニーカラーズ)を代表したメンバー10人が集結。まずは、アイドルマスターシリーズのコンセプトムービーとして制作された映像ならびに楽曲「VOY@GER」から。同曲のライブ披露は初めてで、映像とともにパフォーマンスを行った。
挨拶を経て「アイドルマスター ポップリンクス」のテーマソング「POPLINKS TUNE!!!!!」を、明るい雰囲気で軽快に歌ったのに続き、シリーズ15周年記念楽曲である「なんどでも笑おう」に。今回10人が着用していた衣装はライブ初お披露目で、15周年記念キービジュアルのうちのひとつ(第3弾)であり、同楽曲のCDジャケットでアイドルたちが着用していたもの。それも含めて感慨深さも感じさせた。
DEENのステージは、これまで担当してきた「テイルズ オブ」シリーズのテーマソング披露に。「テイルズ オブ ハーツ」の「永遠の明日」からはじまり、挨拶を経て「テイルズ オブ ザ レイズ フェアリーズ レクイエム」テーマソングの「ミライからの光」、「アナザーエデン 時空を超える猫」と「テイルズ オブ」シリーズとのコラボテーマソングの「間違いない世界」と、アップテンポな楽曲を歌っていく。
DEENが最初に「テイルズ オブ」シリーズのテーマソングを担当したのは、1997年発売「テイルズ オブ デスティニー」の「夢であるように」。トークでそのときの思い出に触れつつ、同曲も披露。20年以上経過しても色あせない魅力ある楽曲と、ボーカルを務める池森秀一さんの、伸びやかに響く歌声に酔いしれるようなステージとなっていた。
会場がだんだんと暗くなってきたタイミングで登場したのは「ラブライブ!サンシャイン!!」のAqours。普段は9人組スクールアイドルグループとして活動しているが、今回は代表しての4人が出演。その1曲目は「Aqours Pirates Desire」。海賊をイメージさせる楽曲を、4人が旗を手に力強く歌う。終盤には斉藤さんがステージ上段にひとり立ち、巨大な旗を手に振り回すフラッグパフォーマンスも披露した。さらにスピード感あふれる「スリリング・ワンウェイ」でテンションを上げていく。熱いステージが展開されたあとの挨拶では、“渾身の一芸”というZOZOマリンスタジアムにちなんだ「ZOZO」の人文字を披露するという、サービス精神も旺盛な一面も見せていた。
そのあとの「JIMO-AI Dash!」では、時折“沼津市の美しい映像”(※「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台は静岡県沼津市)を映し出しつつ、ユーロビート調の楽曲かつパラパラも取り入れた独特な振り付けで、ノリノリになれるステージを展開。そしてTVアニメ2期第3話の挿入歌である「MY舞☆TONIGHT」を披露。黒澤姉妹が中心となって歌う和風ロック曲で、そのアニメPVを背景にステージでも小宮さんと降幡さんが中心となってパフォーマンス。見る人を引き付けて魅了するステージとなっていた。
終盤に差し掛かってきたところで登場したのは「アイドルマスター 765プロオールスターズ」。まずは8人が登場しての、TVアニメでの後期オープニングテーマ「CHANGE!!!!」。軽快に歌うなかで、一緒になって手を左右に振り一体感を覚えるものとなっていた。
それぞれの挨拶を経て、3組に分かれての楽曲披露に。まずは「Fate of the World」(中村さん、今井さん、長谷川さん)から。劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」の挿入歌で、バトルシーンを彷彿とさせるような熱いステージを展開。さらに「キラメキラリ」(仁後さん、若林さん)という、765プロでのライブでは長年定番となっている盛り上げ曲も披露。会場一面が明るいオレンジ色のコンサートライトで染まるなか、2人がエネルギッシュに歌いつつ、終盤の“最高”のフレーズにあわせて3本、1本、5本の指を差し出すという細かいこだわりも見えるものに。そしてバラード曲である「my song」(釘宮さん、平田さん、たかはしさん)では、うってかわってしっとりとした雰囲気のなかでCDのオリジナルメンバー3人が声を重ねていた。ラストは、TVアニメ第13話挿入歌である「自分REST@RT」を力強く歌う。長年アイドルマスターシリーズをけん引してきた765プロの貫禄あるステージとなっていた。
スペシャルゲストである「SUGIZO&INORAN from LUNA SEA」のステージでは、機動戦士ガンダム40周年プロジェクトのテーマソングである、LUNA SEAの「THE BEYOND」を披露。同曲の歌唱映像と、SUGIZOさんとINORANさんによるステージでのギター演奏を組み合わせる形で届けられた。
DAY2ならびにバンナムフェス2ndのトリは、T.M.Revolution 西川貴教さんのステージ。「機動戦士ガンダムSEED」の「INVOKE」と、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の「ignited -イグナイテッド-」を立て続けに力強く歌い、場内の熱気を高めていく。
トークでは西川さんの“SEED愛”にあふれ、さまざまな思いを語る一幕も。そこからガンプラ30周年を記念して制作された「Imaginary Ark」を歌い、落ち着いた雰囲気のなかで歌声を響かせていた。
いよいよクライマックスに突入。ここで西川さんは、先ほど出演したSUGIZOさんとINORANさんを呼び込み、ラストナンバーとして披露したのは「機動戦士ガンダムSEED MSV」テーマソングの「Zips」。まさに夢の共演となるステージで、SUGIZOさんとINORANさんによるギター演奏とともに西川さんが熱唱。圧巻と言えるステージに、夜空には打ち上げられた花火で彩られ、盛り上がりも熱気も最高潮となったところで、バンナムフェス2ndを締めくくった。
前回もそうだったのだが、まさに夢のステージと言えるもの。どのステージにおいてもアーティストやキャスト陣が高い熱量とともに、作品と楽曲に対しての愛着や思いが伝わるパフォーマンスが展開。集まった観客にとっては、これまで触れられてこなかったコンテンツには興味を持ってもらえるような、そして興味のあるコンテンツにはより愛着が深まるようなステージとなっていた。特に情勢が一変し延期にもなったが、歌が持つ力とエンターテインメントが持つ力の強さ、そしてその力があることを信じるアーティストやキャスト、関係者、そして配信視聴者も含めた観客が作り出した空間と感じられるものとなっていた。
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