東急不動産、アバター遠隔接客システムを導入した「スマート内覧」をトライアル導入

 東急不動産は2月17日、同社物件の内覧において、ライナフのスマートロック「NinjaLockM」「NinjaEntrance」と内覧予約サービス「スマート内覧」、およびUsideUのアバター遠隔接客システム「TimeRep」を導入すると発表した。

「スマート内覧」の流れ
「スマート内覧」の流れ

 NinjaLockMは、美和ロックと共同開発した住宅向けスマートロックで、スマートフォン、ICカード・パスワードで鍵の管理を可能としている。NinjaEntranceは、集合住宅のオートロックエントランスをスマートフォンやPCで解錠できるようにするIoTシステムで、大規模な工事の必要なく、既存、新築問わず設置が可能だ。

 スマート内覧は、内覧日の予約からデジタルキーの発行、当日の内覧ができるサービス。NinjaEntranceとNinjaLockMを組み合わせることで、共用エントランスから専有部まで、管理会社のスタッフの同行なく内覧希望者のみで内覧を行う「セルフ内覧」が実現する。

 TimeRepは、アバターを介した接客により、非対面、非接触を実現しつつ、接客員が複数拠点を担当することで、生産性の向上が期待できる接客システム。UsideUはさらに、遠隔接客員の採用教育も含めたワンストップのアバターによるリモートコンシェルジュサービスの提供もしており、接客員の採用教育の負担なく、日本全国どこでも均質な受付案内業務の提供が可能となる。

 今回、東急不動産の都市型賃貸レジデンス「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズの「コンフォリア日暮里」の内覧に、スマート内覧およびアバター接客を導入することで、内覧希望者はインターネットで直接予約をして、都合の良い時間に現地に赴き、配布されたパスワードで解錠したのち、その物件の案内を熟知したアバターから、非対面、非接触で物件の説明を受けられる。

 不動産仲介会社の担当者は、内覧希望者を物件案内する前に、店舗に出向いて鍵を借りる手間が不要となる。なお、スマート内覧とアバター接客を掛け合わせたサービスの採用は、東急不動産としては初の試み。

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