Appleは米国時間10月8日、「フォートナイト」開発元Epic Gamesとの裁判で、米連邦地方裁判所のYvonne Gonzalez Rogers判事が下した判決に対する控訴手続きを開始した。
両社は、Appleの「App Store」の運営をめぐって2020年から対立している。Rogers判事が下した判決は、Appleの主張をほぼ認める内容だったが、判事はAppleに対し、開発者が自らのアプリ内に、他の決済方法に関するボタン、リンク、その他の情報を追加することを許可するべきだして見直しを命じた。これによって開発者は、Appleのアプリ内決済システムと、同社が課す最大30%の手数料を回避できる可能性がある。Appleは8日、提出した書類の中で、判決は自社と顧客の双方に損害を与える可能性があるとし、控訴中は通常どおり事業を継続することを許可するよう要請した。
Appleは書類の中で、判事による命令の発効が延期されれば、Appleは「複雑で目まぐるしく進展する法的、技術的、経済的問題に取り組みながら、消費者を守り、自社のプラットフォームを保護する」ことができるだろうと述べている。
Appleは9月、判事の判決について、「大きな勝利」だとしていた。
Epicも控訴手続きを行っている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス