イタンジは7月20日、同社の賃貸顧客管理システム「ノマドクラウド」に、7月より「電子受付機能」を追加したと発表した。電子来店カードにより、顧客情報の一元管理が可能となる。
ノマノクラウドは、イタンジが提供する、不動産賃貸業務のDXサービス群「ITANDI BB +(イタンジビービー プラス)」内のシステムの一つで、入居希望者の希望条件にあわせた物件情報を配信する自動物件提案機能や、オンライン接客、オンライン内見ができるビデオ通話機能を備える。
イタンジによると、賃貸不動産の仲介店舗では、来店した入居希望者に、個人情報や部屋の希望条件などを、紙の「来店カード」に記入してもらうのが一般的で、記入された用紙の保管、もしくは仲介店舗のスタッフがシステムに手入力するなどの方法で、顧客情報を管理しているという。
今回の電子受付機能により、事前のウェブからの問い合わせや再来店に対して、来店情報をリアルタイムで把握し、一元管理することで、円滑な接客や物件提案が可能となる。
仲介店舗のスタッフは、来店した入居希望者の情報をノマドクラウドで検索し、QRコードを発行。入居希望者は、仲介店舗のタブレットまたは自身のスマートフォンでQRコードを読み込み、電子来店カードに必要情報を入力する。
入力された情報は、ノマドクラウドへ自動的に登録されるため、仲介店舗は、紙の来店カード管理やシステムへの再入力の作業を削減できる。
ウェブサイトから事前に物件の問い合わせがあった場合は、入居希望者の情報や物件の希望条件などが、ノマドクラウドを通して電子来店カードに反映されるため、来店時に重複する情報再入力する必要がない。
タブレットやスマートフォンからの入力が苦手な入居希望者に対しては、あらかじめ顧客情報を反映した来店カードを、ノマドクラウドから出力して提供することも可能だ。
また、本新機能の提供開始とあわせ、ノマドクラウドのロゴマークを、ITANDI BB +シリーズのアイコンである、「イタンジのクマ」をあしらったデザインへリニューアルしている。
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