イタンジは4月6日、不動産リーシング業務のワンストップサービスの「ITANDI BB」と賃貸不動産仲介会社向け顧客管理・自動物件提案システム「ノマドクラウド」を統合し、「ITANDI BB +」として提供していくと発表した。新サービスとして空室情報を即時自動返信する機能も搭載する。サービス開始は4月14日。
ITANDI BBは、賃貸不動産管理会社と仲介会社をつなぐ不動産リーシング業務のワンストップサービス。ノマドクラウドは、仲介会社と入居希望者をつなぐ顧客管理・自動物件提案システムとして、サービスを提供してきた。
しかし、入居者と物件情報のマッチングがメイン業務である不動産業では、顧客情報と物件のデータベースを統合し、各情報をシームレスにつなげることで、新たな顧客価値を提供できると判断。今回のサービス統合に至ったという。
サービス統合に合わせ、仲介会社は、顧客名、メールアドレスや携帯電話番号などの必要情報を入力するだけで、ITANDI BBの物件データベースから検索した物件情報をメールやSMSで入居希望者へ送信でき、シームレスな物件提案を実現。さらに、入居希望者からの空室確認、内見希望に対し、自動でリアルタイムの情報を返信できる即時の自動回答機能も備える。すでに実証運用中の企業では、内見予約率が10%アップしたという実績も出ているという。今後は、物件の申し込みまでスマートフォンでできる機能も取り込んでいく計画だ。
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