IDCは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響でモバイルゲームをする人が増え、プレイ時間も長くなった、とする調査結果を発表した。具体的には、モバイルゲーマーの6%はパンデミック後にゲームを始めた人たちだった。また、モバイルゲーマーの63%はパンデミックでプレイ時間が増えたと回答している。
この調査は、4月に日本、米国、英国、ドイツ、ブラジル、シンガポールの6カ国で、スマートフォンユーザーを対象に実施された。COVID-19による死亡率の高い国ほど、モバイルゲームの利用が増加していたという。さらに、こうした国々のゲーマーは、死亡率の低い国々のゲーマーに比べパンデミック収束後のゲーム離れが強まる、と予想される。
モバイルゲーマーの4分の3は、自分の楽しみのためか、単なる暇つぶしのためにゲームをしていた。4%の人は、リアルタイムプレイが可能なマルチプレイヤー型ゲームを、ゲーム内の安全な仮想空間で他者とコミュニケーションするためにプレイしていると答えた。
IDCは、パンデミックは多くの国で2022年終わりごろにおおむね収束するとみている。そして、パンデミックの影響で増えたモバイルゲームに関する活動は、収束後に25%が消失し、75%が残ると予測した。
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