中国スマホ市場は2019年に7.5%減、今後は新型ウイルスの影響で3割超減も--IDC調べ

 IDCは、中国のスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。それによると、2019年第4四半期の出荷台数は8620万台で、前年同期の1億210万台から15.6%減。2020年通期は出荷台数が3億6670万台で、前年の3億9650万台に比べ7.5%少なかった。

 2020年第1四半期の状況については、新型コロナウイルスの影響で前年同期比30%を超える減少まで予想されるという。

 2019年第4四半期に出荷台数が大きく減った理由として、IDCはHuawei Technologies(ファーウェイ)の過剰在庫と、5G対応スマートフォンの価格低下を待つ消費者の買い控えを挙げた。ちなみに、出荷台数の減少はこれで11四半期連続、3年連続だそうだ。

 2019年第4四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。

●1位:ファーウェイ

  • 出荷台数:3310万台(3000万台、+10.5%)
  • 市場シェア:38.5%(29.4%)
  • ●2位:vivo

    • 出荷台数:1410万台(1940万台、-27.4%)
    • 市場シェア:16.4%(19.0%)

    ●3位:OPPO

    • 出荷台数:1410万台(2030万台、-30.5%)
    • 市場シェア:16.3%(19.9%)

    ●4位:Apple

    • 出荷台数:1240万台(1180万台、+4.8%)
    • 市場シェア:14.4%(11.6%)

    ●5位:シャオミ

    • 出荷台数:800万台(910万台、-12.1%)
    • 市場シェア:9.3%(8.9%)

    ●その他

    • 出荷台数:440万台(1140万台、-61.2%)
    • 市場シェア:5.1%(11.2%)

    ●合計

    • 出荷台数:8620万台(1億210万台、-15.6%)
    第4四半期の出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    第4四半期の出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    第4四半期の出荷台数ベース市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    第4四半期の出荷台数ベース市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    出荷台数の推移(出典:IDC)
    出荷台数の推移(出典:IDC)

     2019年通期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年の数値と前年比。

    ●1位:ファーウェイ

    • 出荷台数:1億4060万台(1億500万台、+33.9%)
    • 市場シェア:38.3%(26.5%)

    ●2位:vivo

    • 出荷台数:6650万台(7600万台、-12.5%)
    • 市場シェア:18.1%(19.2%)

    ●3位:OPPO Electronics

    • 出荷台数:6280万台(7890万台、-20.4%)
    • 市場シェア:17.1%(19.9%)

    ●4位:Xiaomi(シャオミ)

    • 出荷台数:4000万台(5080万台、-21.2%)
    • 市場シェア:10.9%(12.8%)

    ●5位:Apple

    • 出荷台数:3280万台(3630万台、-9.7%)
    • 市場シェア:8.9%(9.2%)

    ●その他

    • 出荷台数:2390万台(4960万台、-51.7%)
    • 市場シェア:6.5%(12.5%)

    ●合計

    • 出荷台数:3億6670万台(3億9650万台、-7.5%)
    通期の出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    通期の出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    通期の出荷台数ベース市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
    通期の出荷台数ベース市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)

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