Canalysは、2021年第1四半期の世界PC市場に関する調査結果を発表した。タブレットを含めた出荷台数は1億2211.7万台で、前年同期の7975.0万台に比べ53.1%増。PC市場の拡大は、これで4四半期連続。特に好調だったChromebookが市場をけん引した。
目立つChromebookの好調(出典:Canalys)
タブレットを含むPCの、2021年第1四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
●1位:レノボ
- 出荷台数:2404.4万台(1444.0万台、+66.5%)
- 市場シェア:19.7%(18.1%)
●2位:Apple
- 出荷台数:2206.1万台(1332.5万台、+65.6%)
- 市場シェア:18.1%(16.7%)
●3位:HP
- 出荷台数:1925.5万台(1172.6万台、+64.2%)
- 市場シェア:15.8%(14.7%)
●4位:Dell
- 出荷台数:1301.6万台(1051.1万台、+23.8%)
- 市場シェア:10.7%(13.2%)
●5位:サムスン
- 出荷台数:974.5万台(540.3万台、+80.4%)
- 市場シェア:8.0%(6.8%)
●その他
- 出荷台数:3399.6万台(2434.5万台、+39.6%)
- 市場シェア:27.8%(30.5%)
●合計
- 出荷台数:1億2211.7万台(7975.0万台、+53.1%)
第1四半期におけるPCおよびタブレットの出荷台数(出典:Canalysの公表データをグラフ化)
第1四半期PCおよびタブレットの出荷台数ベース市場シェア(出典:Canalysの公表データをグラフ化)
Chromebookは出荷台数1197.9万台で、前年同期の319.8万台に対して274.6%増という大きな伸びを記録した。なかでも、サムスン電子の出荷台数は、前年同期比2233.0%増という驚異的な成長率だった。
Chromebookの、2021年第1四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
●1位:HP
- 出荷台数:436.4万台(59.5万台、+633.7%)
- 市場シェア:36.4%(18.6%)
●2位:レノボ
- 出荷台数:310.8万台(76.0万台、+308.8%)
- 市場シェア:25.9%(23.8%)
●3位:エイサー
- 出荷台数:142.8万台(51.4万台、+178.1%)
- 市場シェア:11.9%(16.1%)
●4位:サムスン
- 出荷台数:120.0万台(5.1万台、+2233.0%)
- 市場シェア:10.0%(1.6%)
●5位:Dell
- 出荷台数:100.5万台(50.3万台、+99.9%)
- 市場シェア:8.4%(15.7%)
●その他
- 出荷台数:87.4万台(77.5万台、+12.8%)
- 市場シェア:7.3%(24.2%)
●合計
- 出荷台数:1197.9万台(319.8万台、+274.6%)
第1四半期におけるChromebookの出荷台数(出典:Canalysの公表データをグラフ化)
第1四半期におけるChromebookの出荷台数ベース市場シェア(出典:Canalysの公表データをグラフ化)
タブレットの、2021年第1四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
●1位:Apple
- 出荷台数:1518.7万台(1010.6万台、+50.3%)
- 市場シェア:38.2%(38.6%)
●2位:サムスン
- 出荷台数:800.0万台(500.2万台、+59.9%)
- 市場シェア:20.1%(19.1%)
●3位:レノボ
- 出荷台数:378.2万台(115.9万台、+133.5%)
- 市場シェア:9.5%(6.2%)
●4位:Amazon.com
- 出荷台数:345.3万台(162.0万台、+197.9%)
- 市場シェア:8.7%(4.4%)
●5位:ファーウェイ
- 出荷台数:214.3万台(297.4万台、-27.9%)
- 市場シェア:5.4%(11.4%)
●その他
- 出荷台数:715.9万台(530.9万台、+34.9%)
- 市場シェア:18.0%(20.3%)
●合計
- 出荷台数:3972.4万台(2617.1万台、+51.8%)
第1四半期におけるタブレットの出荷台数(出典:Canalysの公表データをグラフ化)
第1四半期におけるタブレットの出荷台数ベース市場シェア(出典:Canalysの公表データをグラフ化)