コンテキスト広告をグローバルで展開するGumGumは米国時間4月13日、ゴールドマン・サックス・グロースから7500万ドル(約82億円)の資金調達を実施すると発表した。
同社は、2008年に設立したコンテキスト解析技術を軸にグローバル展開するテクノロジー&メディア企業。カリフォルニア州サンタモニカに本社を置いており、全世界で100以上の主要ブランドおよび、1200の主要パブリッシャーと提携している。
また、広告やスポーツにおけるデジタルコンテンツの潜在価値を高めるために、10年以上にわたり、機械学習の専門知識と実績を応用してきた。独自のコンテキスト解析エンジンは、コンピュータビジョンと自然言語処理技術を用い、テキスト・画像・動画をスキャンしてデジタルコンテンツの中身を理解しているという。
同コンテキスト解析技術と、独自のハイインパクト広告フォーマットを組み合わせることで、効率・精度・パフォーマンスを実現する広告ソリューションを提供している。
同社によると、クッキーや個人情報を使ったオーディエンスターゲティング技術が廃止されつつある中、同社のコンテキスト広告技術に対する需要は急速に高まっているという。また現在、1000億件以上の広告オークションに参加しており、1日あたり5000万件以上のページや動画のコンテキスト解析を行っている。
同社では、ゴールドマン・サックス・グロースからの投資を活用し、独自開発のコンテキスト解析API・コンテキスト技術を活用したディスプレイ広告・ネイティブ広告・動画広告(OTT・Web)を、より幅広く提供する方針。また、主要国際市場への投資についても拡大・促進していく予定だという。
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