Strategy Analyticsは、世界ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果を発表した。2020年の販売台数は5億2700万台で、前年の3億8400万台に比べ37%増。5億台を超えたのは、これが初めてだそうだ。
ウェアラブルデバイスとして、Strategy Analyticsはスマートウォッチやフィットネスバンド、Bluetoothイヤホンなどのほか、スマートグラス、スタンドアロン型VRヘッドセット、スマート指輪(スマートリング)、スマート衣服(スマートアパレル)なども集計対象としている。タイプ別の出荷台数と成長率は以下のとおり。イヤウェア型の増加が目立つ。
販売台数全体に対する割合は、イヤウェア型が62%、リストウェア型が36%で、この2種類が98%を占めている。イヤウェア型が53%、リストウェア型が44%だった2019年に比べると、イヤウェア型が大きくシェアを拡大した。
イヤウェア型とリストウェア型が圧倒的多数のウェアラブルデバイス市場だが、ARスマートグラス、スマート指輪、スマートスニーカーなど頭からつま先まで体の全体に装着可能なことから、大きく成長していくという。現在の成長ペースが続けば、販売台数は2020年代が終わるまでに20億台を超え、スマートフォンを上回ると見込む。
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