クックパッドは11月5日、神奈川県横浜市と「新しい生活様式における生産者・販売者(商店街等)・消費者をつなぐ新しい買い物環境を通じた商店街等の活性化の取組に関する連携協定」を締結したと発表した。同社によると、政令指定都市との連携協定は初の試みになるという。
今回の連携協定では、地域の生活の基盤であり、地域コミュニティの核として市民生活を支えている商店街を支援するため、生鮮食品EC「クックパッドマート」を活用し、商店街などの活性化および、市民生活の利便性向上を目指す。
同社ではこれまでも、横浜市内でサービスを展開している。商品の受け取り場所である「マートステーション」は、市内のコンビニエンスストア、「アソビル」「セルテ関内」といった駅前の商業施設、マンションなどを市民の生活動線上の約20カ所に設置している。
また、JA横浜営農経済センターみなみ集荷場、横浜市中央卸売市場、横浜南部市場など市内4カ所に共同集荷所を設け、市内の生産者や販売者、市場の仲卸など数十の出店者が出店しているという。
5月には、JA横浜との連携を記念した「横浜・湘南ファーマーズマルシェ」や、大正二年創業の老舗鶏肉専門店「梅や」が参加する「地元で愛される老舗グルメ」などのオンラインマルシェを開催。さらには、横浜市中央卸売市場のまぐろ問屋「八清」による「まぐろ解体ショー&販売会」を開催するなどしてきた。
今回の連携協定の締結により、今後は横浜市と共に、生鮮宅配ボックス「マートステーション」などの広報活動や出店・販売促進の支援などで協力していくという。
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