「Pixel 5」レビュー、カメラの実力や「Pixel 4a(5G)」との違いをチェック - (page 3)

Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年10月22日 07時30分

「Hold For Me」機能とAndroid 11の他の新機能

 Pixel 5とPixel 4a(5G)のOSはAndroid 11だが、ソフトウェア面で、Android 11のリリース以降に登場した新機能はそれほど多くない。「ダークモード」や「クイックコントロール」、それから、まさにこのレビューを書くときに多用している機能、組み込みのスクリーンレコーダーくらいだ。

 早期プレビュー機能には、「Hold For Me」というものがある。通話先が保留状態になって待たされている間、「Googleアシスタント」がユーザーの代わりに待機し、相手が出たら通知してくれる。「Call Screen」と同じ人工知能(AI)技術を応用したもので、Googleが用意しているダミー回線で使ってみたが、インターフェースは実に効率的だった。相手が出たときにはもちろん電話を受ける必要があるが、退屈な保留メロディから解放されるのは大きな救いだ。

gif_2 提供:Lynn La/CNET

 標準の「レコーダー」アプリも、前回「Pixel 4a」で試したときより機能が増えている。Googleがこのアプリを重視した理由は定かではないが、メモをとったりインタビューを録音したりするとき、いつもこのアプリを使っている者として、文句があるはずはない。テキストの編集や、音声の一部のコピーまたは削除も可能になった。残念ながら、今のところ、文字起こしされたテキストは1単語ずつしか編集できないので、誤って1語として聞き取られた単語を2語に分割することはできなかった(筆者が「their powers」と言ったのが、「empowered」と聞き取られていた)。いくつか間違いが続いているのを、いちいち修正するのは面倒だった。レコーダーアプリに追加された、録音した音源を短い動画クリップにできる機能はありがたい。一部の引用や音声の断片をソーシャルメディアでシェアしたいときに便利だ。

ナチュラルでミニマリズム的なデザインと90Hzディスプレイ

 Pixel 4に比べると、Pixel 5とPixel 4a(5G)はベゼルが狭くなり、前面のディスプレイにパンチホール式のカメラが付いた。Pixel 5では背面カメラ群の部分の出っ張りが目立たなくなって、見た目がずっといい感じになっている。

 Pixel 5のデザインについて、Googleは小石のような柔らかい見かけを求めたと話している。今は、心地よい北欧風の外観がトレンドだからかもしれないが、筆者はPixel 5のマット仕上げのナチュラルな見かけが好みだ。日本の高級和紙を連想させるし、セージグリーンのカラーは特に美しい。反射素材の電源ボタンがアクセントになり、背面にある「G」のロゴもなかなか素敵だ。表面上、Pixel 5のアルミニウムボディと、Pixel 4a(5G)のポリカーボネートつまりプラスチック製ボディの差は、筆者には分からなかった。ただし手に持つと、Pixel 5の方が小さいにもかかわらず、ずっしりとした感じがする。

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