「iPhone 12」のうわさを一気におさらい--発売時期、ラインアップ、変更点は? - (page 3)

Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年10月09日 07時30分

プロセッサー:「A14 Bionic」を搭載か

 現行のiPhoneに「A13 Bionic」プロセッサーが搭載されていることを考えると、次の独自チップセットはおそらくA14 Bionicという名称になるはずだ。例年と同様、A14 Bionicは前モデルよりも高速で高効率になる可能性が高い。しかし、もっと具体的な情報を紹介すると、Apple関連情報のリークで知られるKomiya氏は、A14 Bionicの性能について、CPUが40%、GPUが50%向上するとTwitterで述べていた。

本体カラー:「iPhone 12 Pro」でダークブルーのモデルが登場か

 Appleは2019年、「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」で新色のミッドナイトグリーンを追加した。この色が好きな人も嫌いな人もいるだろうが、それはさておき、ミッドナイトグリーンのモデルは実際に予想以上に売れた。XDA Developersによると、Appleは2020年もiPhone 12 Proで新色としてネイビーブルーを用意する可能性があるという。Pantoneが2020年のカラー・オブ・ザ・イヤーに「クラシックブルー」を選出し、Shutterstockが2020年に人気が出そうな色の1つとして「ファントムブルー」を挙げたことを考えると、ネイビーブルーはトレンドに沿っていることになる。

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提供:EverythingApplePro

スペックとディスプレイ:4種類のモデルが登場か

 次期iPhoneに関する根強いうわさの1つに、Appleは新しいスクリーンサイズを導入するのではないか、というものがある。新型モデルの1つ(9月24日のリーク情報によると、iPhone 12 miniという名称になる可能性がある)は5.4インチのスクリーンを備えている可能性がある(現行のiPhoneの中では、「iPhone SE」の4.7インチディスプレイが最も小さい)。また、iPhone 12 Pro Maxには、6.7インチの大型ディスプレイが搭載される可能性もある(参考までに、iPhone 11 Pro Maxのディスプレイは6.5インチ)。

 iPhone 12のディスプレイでは120Hzのリフレッシュレートがサポートされ、iPhone 12 Proで「ProMotion」ディスプレイ(現在、「iPad Pro」に搭載されている)が採用されるとのうわさもある。ほとんどのスマートフォンのリフレッシュレートは60Hz(画面が1秒に60回書き換えられる)だが、「Galaxy S20」や「OnePlus 8 Pro」のように、120Hzのリフレッシュレートに対応するスマートフォンもある。リフレッシュレートが高ければ高いほど、ウェブページやアプリなどをスクロールするときに、スマートフォンの動作がより高速かつ滑らかに感じられる。

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iPhone 12の予想図
提供:Phone Arena

 新しいディスプレイサイズが登場する可能性に加えて、AppleはiPhoneのラインアップを拡充するのではないか、とのうわさも流れている。米CNETのLexy Savvides記者は2019年12月、以下のように記していた。

 JPMorganのアナリストのSamik Chatterjee氏によると、Appleは2020年秋に4種類の新しいiPhone 12(5.4インチモデル、2種類の6.1インチモデル、6.7インチモデル)を発売する予定だという。すべてのモデルがOLEDディスプレイを搭載する。

 3種類のサイズが用意されるとの予想については、アナリストのMing-Chi Kuo氏も今週、同じ見解であることを明かした。Kuo氏によると、現行のiPhone 11 Proの5.8インチというサイズは廃止される可能性があるという。したがって、5.4インチと、2つの6.1インチモデルのうちの1つがローエンドのデバイスになり、名称が「iPhone 12」になる可能性が高い。そして、6.1インチのもう一方にあたるiPhone 12 Proと6.7インチのiPhone 12 Pro Maxが、より高価なハイエンドモデルになるだろう。

カメラ:3D深度センサー搭載か

 「iPhone X」以降のiPhoneは、3D深度センサー搭載の前面カメラを採用している。顔認証機能「FaceID」を使って端末のロックを解除したり、デジタル決済を認証したりすることが可能だ。Appleがこれを背面カメラにも採用する可能性があるとうわさされてきた。米CNETのVanessa Orellana記者は2019年8月、以下のように伝えている。

 長くAppleを担当してきたアナリストのMing-Chi Kuo氏は、2020年のiPhoneのうち2機種で、背面に新たなToFカメラレンズが搭載される見込みだと述べた(MacRumors9to5Macが報じている)。その構成はFace IDに使われている端末前面の現行の「True Depth」カメラシステムと似たものになる。ただし、より遠くから物体を3Dマッピングできるようにするため、少し異なる技術を採用する可能性がある。これにより同社の拡張現実(AR)アプリが大幅に強化され、ポートレートモードなど一部のカメラ機能が次のレベルに進化するかもしれない。

 深度計測用のレンズが組み込まれたiPhoneのカメラの予想図が出回っており、そのレイアウトがコンロに似ているとして、改変画像を投稿する人たちもいるようだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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