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VRIコラム

コロナ禍で不可逆的に変化するマーケティングイベント

大寺高義(NewsTV 取締役)2020年09月23日 13時30分
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 コロナ禍で私たちの生活は大きく変化しました。既にリモートワークが当たり前になっている企業に勤める私の知人は、配属は東京勤務のままで、このコロナ禍の中、東京から地方に移住をしました。

 働き方の概念が変わり、企業は優秀な人材を確保し続けるために、多様な価値観を受け入れるのと同時に、リモートワークへの対応は必須になっていくでしょう。またマーケティング業界においてもコロナ禍は革命的な変化をもたらしつつあると感じています。

 最も大きな変化を感じている点は、リアルイベントがなくなったことです。PR目的のプレスイベントやブースを出展する展示会は開催されなくなりました。それらはオンライン上でのイベントに切り替わりつつあります。

 もはやこの変化は不可逆的な流れであると感じています。自粛期間中にリモートワークを半ば強制的に企業が実施した際に、個人と企業が感じたリモートワークへのポジティブな気づきに似たものが、このリアルイベントがオンラインに切り替わった際に企業にもたらされるものと感じています。

 現時点で私自身が感じているそのポジティブな気づきは以下のようなものです。分かりやすくイメージして頂くために、展示会にブースを出展するケースを想定して書いていきます。

 まず出展者について、圧倒的にコストがかからなくなります。リアルイベントの場合出展料の他、ブースや販促物の制作費用、それにイベント当日の要員手配まで、様々なコストが発生します。それがオンラインイベントに切り替われば、イベントの参加費、PCと撮影機材、オンライン回線さえあれば最低限のコンテンツは成立し、コストはかなり抑えることが出来ると実感しています。

 また来場者側にもオンラインイベントはメリットをもたらします。3密が避けられるだけでなく、会場への移動時間、交通費を削ることができますし、広い会場を歩き回る労力も必要ありません。イベントのホームページ上に、ダイジェスト版の動画コンテンツがおいてあれば、かなり手軽に一次情報の収集が可能です。

 つまりダイジェスト版の動画コンテンツが従来のブースの役割を果たすようになるわけです。そうなると、この動画コンテンツも競合サービスと横並びに比較されるようになりますので、きちんと伝えるべき内容が伝わるコンテンツになっているかどうかなど、一定のクオリティを担保していく必要があるかと思います。

 さて一方でこのオンライン化の流れは、出展者側にとってはデメリットもあるように思えます。

 リアルイベントならブースに通りかかった人を、出展者側から声をかけてサービス説明を行うといったプッシュ型の営業活動ができなかったり、名刺交換ができて顔見知りになっておけば、後日の商談が進みやすい関係性が構築できたりしていたものができなくなります。

 この点は今のところ有効な打開策は出てきていないように思えますが、とは言えオンライン化の流れは必然のものとして、この変化にいち早く対応をしていきたいものです。

 コロナ禍でのこの流れを受けて、リアルイベントの開催にこだわっていた主催者が、急遽出展企業に動画コンテンツの制作を要請する、ということも起きているようです。

 出展企業からすれば、コンテンツ制作ノウハウもこれから貯めていかなくてはいけない、その予算自体を取っていなかった、という感じで急に変化に対応せざるを得なくなってきている、というのが本音かと思います。

 まさに企業自体が急激な変化に巻き込まれ、従来のマーケティング手法そのものを見直さないといけない時期に来ていると思っております。

 手前味噌になりますが、弊社が提供するビデオリリースは、企業の伝えたいことを無料で動画コンテンツ化することができますので、是非積極的にイベント出展企業様にご活用頂ければと考えています。TV番組のディレクターとして活躍していた人材が動画を作成しますので、仮にイベントのホームページ上に他社の動画と横並びで置かれていても、見劣りしないクオリティに仕上がります。2500本以上の実績がありますので、撮る素材がないという課題をお持ちの企業様にも、そのノウハウを活用して対応して参ります。

 まだまだ十分に実現できてはおりませんが、ビデオコンテンツを制作し配信することを生業にしている私どもが、そういった課題感をお持ちの企業に対して、時代の流れに合うように柔軟にサービスを磨き提供し続けていくことが活路を切り拓く一助になるものと考えています。

 ともに変化に挑み、次の時代のマーケティング手法を確立してこの難局を乗り越えていけるように、一緒に汗をかいていこうと思っています。


◇ライタープロフィール
大寺高義(おおでらたかよし)
株式会社NewsTV 取締役
株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)を経て、株式会社ベクトルへ入社後、(株)NewsTVの立ちあげに参画。 Webサイトの構築、運営経験や、広告主として広告プランニング・出稿・分析・運用業務、広告営業、アドテクノロジー関連サービス・インフラ開発などWebマーケティング・アドテクノロジー関連業務に15年以上携わる。

この記事はビデオリサーチインタラクティブのコラムからの転載です。

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