Microsoftは、この最初のSurface Duoでうまくいかなかったことを改善するために努力している。次のデバイスでは成功するかもしれない。あるいは、失敗に終わった実験的なウェアラブルのように、Surface Duoも一瞬で消え去るかもしれない。筆者は、実験しようという考えは大好きだが、快適でない実験的なデバイスを使うのは好きではない。そして、現時点では、Surface Duoがどのようなユーザーを想定しているのかも見えてこない。だが、1年後には、より良いソリューションが登場している可能性もある。筆者はMicrosoftの担当者との会話でそう思えたし、最終的に、それが現実になったら嬉しい。だが、今のSurface Duoでは、まだ実現できていないのが現状だ。
携帯電話としての機能は、本格的には試さなかった。ずっと家にいるからだ。インターフェースにすでに悩まされているので、携帯電話としての使い勝手を確認することまで気が回らなかった。通話に問題はないようだったが、自宅にいるので、電波の強度や5Gへの非対応については、まだコメントできない。通信速度を向上させる4x4 MIMOに加えて、物理SIMとeSIMもサポートする。筆者はAT&Tのテスト用SIMを使用している。
3577mAhのデュアルバッテリーは15.5時間の動画再生が可能で、18ワットのUSB-C高速充電器が同梱されている。これまでのところ、バッテリー持続時間は、筆者のニーズに十分対応しているようだ。今はずっと自宅にいるので、電車で長時間通勤するようになったらどうなるのかは、まだ分からない。
Surface Duoは次世代のセルラーネットワークやWi-Fiをサポートしない。それでも、Wi-Fiは問題ないように思えたが、iPhoneやノートPCよりも早く自宅のWi-Fiの圏外になることがあった。速度は、低料金の100Mbpsの接続と同じくらいだった。
1399.99ドルの128GBモデルと1499.99ドル(約15万8000円)の256GBモデルが用意されている。ストレージの拡張はサポートされていない。
ほとんどのAndroidアプリは正常に機能したが、「Minecraft」やNetflix、そのほかのいくつかのアプリでは問題が発生し、再生がおかしくなったり、スワイプ操作でアプリから離れることができなくなったりした。アプリのタッチゾーンと、OSのスワイプでアプリを画面から消す操作が相互干渉しているように思えることもあった。
見た目は悪くなるが、Surface Duoを保護するために使った方がいいだろう。つかみやすくなるし、本体が滑るのも防いでくれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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