三井物産、パナソニック、凸版印刷、博報堂、西日本旅客鉄道、万博記念公園マネジメント・パートナーズは9月14日、万博記念公園で自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービス実証試験を共同で実施すると発表した。
実証試験は、国内外で走行実績のある小型自動運転EV車である仏NAVYA製の「ARMA」に、パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載し、透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや多言語対応型アバターによるガイダンス映像を折り重ねて見ながら移動できるという内容。楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーション+エンターテイメント)を新たな移動体験型サービスとして提供する。
実証期間は10月23日から11月16日までの金、土、日、月、計16日。1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、そして2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティ「パビリオンルート」と公園内の日本庭園を題材とし、多言語対応型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで楽しく学べるエデュテイメントモビリティ「日本庭園ルート」の2ルートを用意する。
乗車時間はパビリオンルートが約20分で、日本庭園ルートが約30分。実施各日に同日分の整理券の配布を予定しており、詳細は10月5日に万博記念公園の公式ホームページ内に掲載する。
当初は、2020年で50周年となる1970年万博の開催期間に合わせ、9月の実施を予定していたが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期していた。
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