ロシアのYandex、Uberとの合弁から自動運転事業をスピンオフ

(CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2020年09月07日 11時07分

 ロシアのテクノロジー企業Yandexは2017年から自動運転車に取り組んでおり、Uber Technologiesと提携して相乗りと食品配送の合弁事業も立ち上げている。両社は9月4日、自動運転事業を別の事業体としてスピンオフすると発表した。

提供:Steven Ewing/Roadshow
提供:Steven Ewing/Roadshow

 Yandex Self Driving Group(Yandex SDG)と命名された新会社は、通常の成立条件を満たした後、YandexとUberの直接傘下に入る。YandexはYandex SDGに1億5000万ドル(約160億円)を出資するほか、Uberが保有する株式の一部を買い取る。これにより、Yandexが株式の約73%、Uberが約19%を保有し、残る8%はYandex SDGの従業員と経営陣が保有することになる。

 スピンオフの理由として考えられるのはコストだ。とはいえ、この動きは関連技術の開発を加速する助けになる可能性もある。Yandex SDGは親会社2社の技術的専門知識を活用するにせよ、事業の自主性を高めるはずだ。

 ロシアのGoogleとも言われるYandexは、2017年から自動運転車の技術を開発してきた。Yandexによると、同社の自動運転車は現在130台にのぼり、これまでロシア、イスラエル、米国の公道で計400万マイル(約640万km)以上を走行してきたという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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