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日本では5Gが「過度な期待のピーク期」の頂点に--ガートナー ジャパンが発表

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 ガートナー ジャパンは、さまざまな新興技術に対する関心の高さや普及度合いなどをまとめたグラフの日本向けバージョン「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を公開した。

日本向け2020年版ハイプサイクル(出典:ガートナー)
日本向け2020年版ハイプサイクル(出典:ガートナー)

 ハイプサイクルは、何らかの技術が登場して期待が高まり、次第に普及していく過程を(1)黎明期(Innovation Trigger)、(2)過度な期待のピーク期(Peak of Inflated Expectations)、(3)幻滅期(Trough of Disillusionment)、(4)啓蒙活動期(Slope of Enlightenment)、(5)生産性の安定期(Plateau of Productivity)という5つのフェーズに分類するもの。特定の技術が成熟するまでのどの段階にあるかを見極める助けになる。Gartnerは、企業経営者や投資家、マーケター、研究開発チームなどが技術を検討する際に考慮すべき情報だという。

 モバイル通信方式の「5G」は、前回の2019年版で過度な期待のピーク期に入り、最新版でその頂点へ移動した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で5G普及に向けた動きが停滞しているにもかかわらず、IoTやAIのリモート活用手段としての期待が大きく高まっているからだ。

 過度な期待のピーク期を過ぎて幻滅期へ入り、期待がしぼんでいる技術には、「モノのインターネット」「量子コンピュータ」「DevOps」「人工知能」「スマートロボット」「ブロックチェーン」「拡張現実 (AR)」が挙げられた。現在これらは、幻滅期の谷底へ下降し続けている。

 「ロボティック・プロセス・オートメーション」(RPA)と「デジタル・ヘルス」は、幻滅期の谷底を脱し、本格的な普及期に移り始めたという。日本のRPA市場は参入ベンダーが増え、ベンダー間の競争も激化しているそうだ。RPAを利用する側の企業も、過剰な期待を抱かず、現実的な取り組みを始めているとした。

 デジタル・ヘルスとは、医療業界のデジタル化を総称した表現。COVID-19の影響で医療機関のオンライン診療開始、自治体のCOVID-19問い合わせ対応チャットボット導入などが進み、注目を集めている。

 なお、Gartnerは国際版ハイプサイクル「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2020」も公開している。

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