ガートナー ジャパンは、主要先進国7カ国で実施したデジタル・ワークプレースに関する調査結果を、3月12日付けで公表した。それによると、ガートナーが2017年4月に実施したデジタル・ワークプレースに関する国際比較調査の結果、日本では他の先進国に比べてITスキルが低く、IT装備が古いという結果が出るなど、働き方改革を実現していくうえで、さまざまな問題があることが明らかになったとしている。
業務用途のデジタル・テクノロジのスキルに関する自己評価について、日本は自分を「素人」ないし「中程度」のレベルと考える従業員が6割近くを占めており、調査した7カ国中、最も自己評価が低い結果になったという。逆に、「熟練」「エキスパート」の合計値が最も高かったのは、米国の77%(熟練61%、エキスパート16%)としている。
日常的に業務で利用しているPC、スマートフォンを含む携帯電話、業務用アプリケーションなどについて、どれくらい新しいものを使っているのかについては、日本は「かなり古い」と「2~3世代遅れ」を合わせた回答率(36%)で、他国と比べて最も高い結果となった。最新の装備を利用している割合が高い国はフランス(43%)、次いでシンガポール(38%)という。
デジタル・スキルを獲得するための手段と機会について、日本は「関心なし」が16%で他国よりも高く、また他国は日本以上にデジタル・スキルの獲得に注力していることが見受けられるとしている。
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