AnyMind、インド発の動画広告プラットフォーム「POKKT」を買収--展開国は13カ国に

 AnyMind Groupは3月18日、インドに本社を構え、グローバルに動画広告プラットフォーム事業を展開するPOKKT Mobile Ads(以下POKKT)を完全買収し、子会社化したと発表した。買収額は非公開。これにより、POKKTのインド3拠点(ムンバイ、デリー、バンガロール)とUAE(ドバイ)が同社の拠点として加わり、事業展開国は13カ国(地域)17拠点体制となる。

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 POKKTは2012年に創業し、東南アジア、インド・中東を中心に事業を展開。日本の大手クライアントを含むアジア圏に向けてもサービスを展開している。1000を超えるスマートフォンゲームおよびアプリ事業者と連携しており、月間5億人以上のアクティブユーザーにリーチ可能なことが強みだという。

 主なプロダクトとしては、ターゲティングを含むアプリ内動画広告やリッチメディア広告など。さらにデータ分析と機械学習機能を構築しており、200を超えるパートナーとの連携により、効果的にターゲティングできるとしている。同社は、これまでに750万ドル(約8億円)を調達している。

 AnyMind Groupでは今回のPOKKT子会社化にともない、POKKT創業者でありCEOのRohit Sharma氏を同社COOに任命。POKKTのCOO兼共同創業者であるVaibhav Odhekar氏をインド・中東および、POKKT事業を統括するマネージング・ディレクターに任命した。さらに、新たなポジションとしてCCO(Chief Commercial Officer)を設け、現COOである小堤音彦氏が着任。Marketing Tech事業をリードしていくという。

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新体制にともなう組織変更

 また、POKKTの子会社化をきっかけに、インド・中東を中心としたデジタルマーケティング・インフルエンサーマーケティング事業を開始。同時に、既存の拠点を含むクロスボーダーでのマーケティングの提供を開始する。

 同社によると、POKKTの動画広告プラットフォームにおけるテクノロジーが、同社のデジタル広告プラットフォームである「AdAsiα Digital Platform」をはじめとしたプラットフォームに統合されるという。これにより、モバイル・アプリ内での動画広告などのアクティベーション、管理、トラッキングなどの機能が多数追加され、DOOHなどを含むデジタル領域でのMarketingTech事業がさらに強力になるとしている。

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