Appleは報道関係者向けに、9月10日にスペシャルイベントを開催することを案内した。「By innovation only」というメッセージが書かれた招待状には、米国太平洋夏時間9月10日午前10時(日本時間9月11日午前2時)の開催日時が書かれていた。
今回のイベントでは、iPhoneとApple Watchの後継モデルが登場するのは確実視されているが、5G対応を見送ると見られている2019年モデルの販売は引き続き厳しいものになるとの見方が強い。そうした中でAppleが、今年のiPhoneに対してどんな魅力を作るのか、Appleのアイデアに注目したいところだ。
アップル、米国時間9月10日にイベント開催へ--新型「iPhone」発表の見込み(8/30)Appleはセキュリティを同社の価値として、他社より優れている点をアピールしてきた。しかし機械学習や人工知能の発展のためには、より実践的な「良質な」データによる学習が必要となる。Appleとてそれは例外ではなく、実際にユーザーがSiriに話しかける声が、まさに音声認識にとって「良質」なデータそのものだ。
AppleはユーザーがSiriに話しかけたデータを、匿名化しアカウントと紐付けない形で外部業者に提供し、人による「聞き取り」を通じて精度を高める「グレーディング」を行なってきたという。しかし英ガーディアンが、センシティブな個人情報を含む音声がグレーディングに用いられていたと報道したことから、このプログラムを停止することとなった。
その上で、Apple社員に限り、またSiriを呼び出そうとしていなかった音声は削除するという前提で、再びグレーディングを開始することも明らかにしている。
アップル、ユーザーの許可なく「Siri」の録音データを聞き取るのをやめる(8/29) ナイキ、「Siri」対応の新作シューズ「アダプト ハラチ」を発表(8/30)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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