日本ではお盆休みが明け、米国でもBack to School(新学期)を迎えた。いよいよ、iPhoneの新モデル発売の季節が近づいてきたことになる。
例年、この時期までにはすでに、中国の通販サイトなどでiPhoneのものと見られるモックアップ各種や、何故か設計図を持っていて正確に作られている新モデル向けのケースが手に入るようになっている。2019年も例外ではない。
これによると、有機ELモデルのiPhone XS後継モデルでは、カメラが3眼となり、わりと収まりが良かった縦長のカメラの出っ張りが正方形になって主張するというデザインが予測されている。裏を返せば、外見上のデザインの差異は、ほかになさそうだ、と考えている。
3つ目のカメラについては超広角カメラが予測されている。現在の広角カメラより広角となると、35mm換算で16mmや18mmあたりになるのではないだろうか。個人的にはレンズ交換式のカメラで好んで使っているレンジになるが、単に広い視野を収めるだけでなく、撮影した写真のフレームを自由に操作できる機能などが予測されている。
イベントの開催日と発売日についてだが、カレンダーとかこの傾向を見ると、9月10〜12日が予測できる。
いずれもスペシャルイベントは火曜日か水曜日に設定されているが、2018年の火曜日は9月11日で、同時多発テロに重なるため避けられ、9月12日となったと考えられる。とすれば、2019年は9月11日は水曜日となり、9月10日が最有力の日程であることが割り出せる。
2019年モデルのiPhoneは、前述のような仕様以外には、A13プロセッサへの順当な進化などが含まれるはずだが、グッと目を引く刷新と言えないかもしれない。加えて、他社製スマートフォンが次世代通信規格の5Gに対応するモデルを投入していることを考えると、機能面での強烈な買い替え動機を作り出すこともないだろう。
特にハイエンドスマートフォンが世界的に厳しい戦いを強いられている中で、ニュースが少ないiPhoneも厳しい状況に置かれる可能性は少ない。もちろんそのことはAppleも承知しているはずで、特にカメラや処理性能、拡張現実の分野などで、2020年につなげる驚くべき機能を用意しているのではないか、とも考えられる。
うわさの「iPhone 11」はいつ発表?--過去のパターンから予想する(8/14)8月から順次招待が開始されたAppleの新しいクレジットカード、Apple Card。米CNETでは、早速その使用感のレビューが掲載されている。
Appleが示したApple Cardの画面内の表示はカラフルなものだったが、実はこの表示はカードを使ったカテゴリの色に染まっていることがわかる。記者は食品ばかりを購入しているので、カードはオレンジ色を帯びているそうだ。
Apple Cardユーザー同士なら、その人がどんな支払いをしているのかが、Walletアプリ内のApple Cardの券面を見ればわかる、というわけだ。プライバシーに気を使っているはずのAppleにしては、意外にもオープンに情報を表現してしまっているように見えるが、実際Apple Cardを使っている人からすると嫌ではないのだろうか。
Apple Cardの物理カードがチタン製であることも話題となった。金属カードは年間5万円以上の年会費に設定されることが多く、年会費や手数料が一切排除されたApple Cardが金属製であることは異例であり、また物欲をそそる部分でもある。
もちろん、券面にカード番号を刻印せず、不正使用でも物理カードの再発行を行わなくて済む点で多くのコストを削っていることはわかるのだが、金属カードのために高額の年会費を払っている人がいたとしたら、バカバカしくなるかもしれない。
アクティベーションも、iPhone XSなど2018年モデルのiPhoneなら、カードに近づけるだけで良い。電話をかけたりウェブにアクセスする必要がない点も、ユーザー体験を高めているが、同時にクレジットカード運営にまつわるコストを極限まで減らしていると考えるなら、非常に合理的なサービスとして受け取ることもできる。
日本でもApple CardとApple Cashが商標登録出願されたという。日本展開が待たれるところだ。
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