顔認証ロック解除とモーションセンサーは6月の時点でうわさになっており、Googleは7月29日にそれを認めた。同社は、Pixel 4に「Soli」レーダーチップが搭載されることを示す動画とブログ記事を公開した。これにより、Appleの「Face ID」のような顔認証ロック解除機能をPixel 4に搭載することが可能になる。この機能は、デジタル決済の認証に使えるだけの安全性を備えたものになるという。Soliは動きを感知することも可能で、ユーザーはスマートフォンの前で手を動かして、「曲をスキップしたり、アラームをスヌーズしたり、着信音を止めたり」することができる。この技術は、GoogleのAdvanced Technology and Projects(ATAP)チームによって社内で開発された。
この機能は「LG G8 ThinQ」と同様、本体に触れずにスマートフォンを操作する未来を垣間見せるものだ。米連邦通信委員会(FCC)は2018年12月、Googleが「Project Soli」センサーを航空機に使用することを初めて許可した。
2019年6月に、9to5Googleへの情報提供者がロンドンで目撃したPixel 4とされる端末には、2つの前面カメラ(現行のPixel 3と同じ)が搭載されており、大きな「おでこ」のような部分があったという。だが、Googleが公開した、Soliレーダーチップが本体前面のアレイのどこに配置されているのかを示すためのPixel 4の画像を見ると、前面カメラは1つしかない。
Googleが2つ目の広角カメラをPixel 4から排除する理由は、よく分からない。Pixel 3の2つ目の広角カメラは、広角の自撮り写真を撮影するのに便利だったからだ。Googleが1つのレンズでポートレート写真を実現していることを考えると、Pixel 4では、ソフトウェアだけを使って、標準の写真と広角の写真を撮影できるようになるのかもしれない。Googleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
これは特定のうわさに基づくものではないが、2016年の最初のPixelの発売以来、Googleは10月にフラッグシップモデルを発売してきた。通常、以下のような一連の流れをたどる。Googleは5月に開発者会議「Google I/O」を開催して、最新のAndroid OSとソフトウェアアップデートに言及する。その後、10月に、Googleのハードウェア開発を強調する別のイベントを開催して、5月に先行披露されたAndroidバージョンを搭載する新しいフラッグシップ端末を発表する。だが、変則的なパターンもあった。例えば、2019年には、GoogleはPixel 3aとPixel 3a XLを5月に発表している。とはいえ、10月にPixel 4が発表される予定に変更はなさそうだ(Googleのスマートホームへの取り組みが発表される可能性もある)。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?